おはようございます みなさん
西日本豪雨災害は
発生から時間が経過するにつれて
その被害の大きさが
明らかになって来て
6日から発生した豪雨から
一週間が経過した今でも
ため池の決壊の恐れがあるなど
さらなる被害が出るような状況です
日本海側や瀬戸内海側などは津波の被害など
皆無であると考えていたら
なんと山からくる津波
あるいは空からくる津波に襲われたような感じです
東日本大震災では大津波に家屋が次々に飲み込まれていく
恐怖の映像がTVで映し出されていましたが
今回の豪雨による災害は
静かなる恐怖と言いますか
一夜明けたら予想もつかないような大変なことになっていた
そんな状況ではなかったしょうか
そして
その被害は想像をはるかに上回り
一部の地域では道路は寸断され
物資が入ってこなくなり
大きな市町村が孤立する最悪の事態が続いています
日を追うごとに
死者・行方不明の数が増えていき
被害の全容解明が困難なほど広範囲で
深刻なものであるかを示しています
気象予報士の間でも
また新たな?現象が名付けられたのか
昔からあったのかよく知りませんが
聞き覚えのないような言葉
「バックビルディング現象」が起きたなどと
言ってますが
昔で言う集中豪雨
その後ゲリラ豪雨などという言葉が出現し
今度はマルチセル型豪雨にスーパーセル型豪雨
これが次々に起こる状況が線状降水帯が発生したと言い
その現象を「バックビルディング現象」だといいます
次々に起こる前回をさらに上回る大きな災害は
何と名前を付けるのでしょう
とにかく想像を超えた現象が起きたことには違いないでしょうね
TVの報道でも
「今までに経験したことのない雨が降っています」
「どこでどのような災害が起きてもおかしくない状況です」
「直ちに安全な場所に避難するか
身を護る行動をしてください」
などという
切羽詰まった言葉が次々に飛び出してきました
しかし
その言葉がどこの誰に掛けられているものなのか
いまいち他人事のようで
被害当事者の皆さんはまさか自分に対してのものだとは
思ってもみなかったでしょう
この災害を防ぐ手立てはあるのでしょうか
やはり少なくとも一時間前には
ピンポイントでどこにどれほどの雨が降るので
「どの地域はいつまでに非難しなければ生命の保証はできない」
ぐらいの予報ができなければ
このような豪雨からの非難は難しいでしょう
今回のように夜中に川が決壊して増水した場合は
音もなく水が押し寄せてくるので
何もできないまま溺死した高齢の方も多かったようです
政府は避難指示や避難勧告を出す基準の見直しをするようですが
当該住民の意識がそれを認識するかどうかも問題であるように
思います
ある親子のケースでは
息子が父親の住む家の近くの川が決壊して
父親に避難するように勧めるも
父親はその説得を聞かず
家の心配をしている状態で
死ぬことはないと思っている
その30分後には一階はほぼ水没し
泳いで脱出するほど水位が上がって来て
命からがら避難したという映像が公開されていましたが
父親にしてみれば大切な家や家財道具を護るほうに
頭が行ってしまって
どれほど危険な状況であるかが理解できないのです
日常の人間の悩みも
同じような状況下で苦しんでいる人も多いでしょう
何かを捨てれば楽だったのに
これだけは守らなければと
思って苦しんでいるのでしょう
今なにが一番大切であるか
何か執着してるものはないか
捨てるべきものにしがみついていないか
一度すべてを捨て去り
優先順位を見極めることが大切であることを
教えているようにも見えました
【人間は心のなかで
同時に二つのことは考えられない】
過去の不幸な事件などが
心のなかで茂り
どうしても消せないのであれば
自分にとって
よいことの種をまき
それを大きく育てていくのです
なぜなら
人間は心のなかで
同時に二つのことは
考えられないからです
幸福な人が
同時に不幸であることも
不幸な人が
同時に幸福であることも
できません
明るいことを
考えている人が
同時に暗いことを
考えることも
暗いことを
考えている人が
同時に明るいことを
考えることもできません
二つのことは
同時に考えられないのです
HS
『繁栄の法』 P.51