おはようございます みなさん
加茂暁星高校の野球部でマネジャー
女子生徒(16)が練習直後に倒れ死亡
倒れた時に心室細動を発症していた
自動体外式除細動器(AED)を使用すれば
救える可能性がある症状
このようなニュースが飛び込んできました
高校野球の熱戦が繰り広げられている時の
野球部のマネージャーの死亡ニュースに
世間は鋭く反応します
私事ですが
10年ほど前に
仕事の途中で昼食を取っていると
それほど多くもない焼きそばが胸がつかえて
食べられなくなりました
ところが
それだけではなく
ちょっとした上り坂の坂道を昇るのが苦しく
呼吸が乱れてきます
心肺に異変を感じ
予め循環器系の医者に予約を入れ
駐車場から1kmほど歩いてクリニックへ
ところが50mが歩けず
何度も休みながら
なんとかたどり着き診察を受けると
心臓が通常の3倍に腫れ上がり
その膨張により弁膜症を起こしている
さらに
心房細動により心拍数が250~300回になり
血液を正常に送り出せなくなっているということでした
すぐに点滴を受け
幾つかの薬をもらって
自宅に帰ると
15分おきにトイレに駆け込み
その度に大量の小便が出るのです
その症状は午後6時に自宅に帰ってから
就寝寸前の午後12時頃まで続きました
トイレにいくたびにだんだん呼吸も楽になり
心拍も正常になってきたのです
これが
私の心房細動でしたが
今話題になっている心室細動は
極めつけの不整脈で
心臓が痙攣を起こし
まったく血流が行われなくなっている状態で
心臓を自動体外式除細動器(AED)により
刺激して正常に戻してやらないと
間に合わないと即死に近い状態で亡くなってしまいます
実は
私は心房細動を起こしてから
クリニックの先生のお陰で
薬を上手に処方して頂き
こと無く過ごしていたのですが
9年目に突然意識が無くなるほどの
目眩に何度か襲われ
偶然にも24時間の心電ホルターを付けて
検査をしていたときにも
同様の症状が起きて心不全が見つかり
即刻心臓ペースメーカー留置手術を受け
生命を取り留めました
心臓は生命と直結しているので
異常があれば怖いです
一病息災のお陰もあって
毎日2時間の散歩や朝のラジオ体操などは
欠かしたことはありません
ただ
スキなお酒だけは止められません
これで召されるなら本望だと思っています
私は「心臓に泣く」でしたが
たとえ悟りの高い方でも
心臓の病は克服しても
言葉では苦しむものなんですね
確かに
政治家などはほとんどが言葉で失敗して
墜落していってしまっています
人を生かす言葉もあれば
人を一瞬で殺してしまう言葉もあります
そして
自分の吐いた言葉で
一生
後悔に苦しむこともあり
また
元気で前向きな言葉で
幸福に生きられることもありますね
人間にだけ与えられた言葉
その言葉がいかに大切か
言葉の重要さがよく分かります
【言葉に泣く】
思えば
私の悟りの修練は
言葉から始まった
自らの思いの完全なる統制下に
「言葉」
を置くことは難しかった
愛する人に
愛していると告げることができず
憎まれ口や皮肉を
口走ったことも多かった
若気の至り
と言いのがれるには
後悔の方が深かった
「その一言(ひとこと)に泣く」
ということが
何と多かったことだろう
この自由にならない
小憎らしい「言葉」に
何度
自分を責めたことか
友人や仲間
道の友
伴侶
彼らが去っていく後ろ姿を眺めるのは
とてもつらいものだった
自分が鉄面皮で
冷血漢のように思えた
自分の悟りが
この世的常識や力に勝てないことに
悔し涙を流したこともあった
成功して
有名になってからは
批判の雨しぶきを
浴びることも多くなった
私の悪口を言い
かつ
書いて
収入となり
家族が食べていける人が
出てきたのか
それもよかろう
首筋の雨だれをそっとぬぐって
サイの角の如く
森の中を
ただ歩むのみだ
HS
(月刊誌「幸福の科学」8月号『心の指針152』)