島周り回航ヨットレース


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スタート時からいい風が吹いていいた


風速10m~13mぐらいだろうか


波も結構高い


24fのヨットではバサバサ海水を被っている


季節は秋9月の台風シーズン


フィリピン沖に台風が発生している


時折 大きなうねりも入ってくる


こんな時は予期せぬ事故が発生する


10艇ほどでのレースだった


回航する折り返し地点の島が見えてきた


レーティング順位からするとトップで


前に30f級のヨットが1~2艇見える


30f級のヨットは島周りを大きく回っている


しもり磯を恐れている為だ


こちらも風とうねり・波があるので万一のことを考えて大きめの回航コースを取る


上りのクロスホールドから横から風を受けるアビームへと舵を切る


そして 風を後ろに受けて 切のいいところでジャイブ(後ろから風を受けながら帆を反対側に返すこと)


ところがなかなかジャイブしない


ちょうど島と島の間に入って風が乱れている


ジャイブ体制を解除して再度ジャイブに入ろうとしたとたん


ワイルドジャイブ


波と風に押されて予期せぬ時に帆が返ってしまった


真ん中でウインチを巻いていたクルーに「ブームパンチ」


鮮血がデッキに広がる


顔面にブームが当たったようだ


ブームパンチを食らったクルーはしばらくうずくまり


タオルで顔を抑えている


デッキの鮮血は海水が洗い流していく


船は非常に危険な海域に入っているのでそのまま風に合わせて走らせる


初めての事故にショックは大きかった


しばらくしてクルー復帰


鼻血だけで済んだようだ


レース結果は優勝


安全にはいつも気を付けてはいるが


自然が相手のヨットレース 何が起きるか分からない


その時のとっさの判断が生死を分けることがある


自然を侮ってはいけない



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