『安達朋博氏の演奏会』ドラ・ペアチェビィッチ生誕130年を記念して~ | ぴぴぴのピアノ♪京都のピアノ教室

ぴぴぴのピアノ♪京都のピアノ教室

京都市内の碁盤の片隅でヤマハPSTA教室を開いています。
楽器店提携カルチャー教室を経営していた時代もあります。
今の場所に教室を構えて15年。講師歴は30年以上。

ピアノのレッスンの事だけでなく世の中のことも書いています。

日曜日は京都市内4年ぶりの開催となった

京都出身『安達朋博』さんの演奏会に行ってきました


150419_1414~01.jpg



ザイラー国際コンクール1位

ブラームス国際コンクール2位など

8つの国際コンクールで入賞

「日本クロアチア音楽協会代表」




~ドラ・ぺヤチェヴィッチ生誕130年を記念して~



【ドラ・ペアチェビィッチ】
クロアチアの貴族であり、作曲家。

第一次世界大戦のさなかを生き抜き
産後の敗血症のため30代で夭逝


【曲目】
★ピアノ曲集「花の一生」作品19 

 1.待雪草 2.すみれ 3すずらん.4.わすれなぐさ

 5.バラ  6.赤いカーネーション 7.ゆり 8.菊

「花の一生」は8曲構成。始まりを意味する「待雪草」から、生を終える「菊」まで



★ピアノのためのプレリュード~ガラス玉遊戯

★ピアノソナタ第1番 変ロ短調 作品36
★ピアノソナタ第2番 変イ長調 作品57 



安達さんの「花の一生」は1度聴いています。
その時、演奏のあまりの美しさに心を奪われ
途中で何番の何の花か、訳分からなくなってしまったのです。
「花の一生」のCDもありますがそれは非売品で

私は手に入れることができず・・・

だから集中し1つ1つの音を噛みしめながら味わって聴きました。



8年ほど前、ヤマハPSTAのHPで安達さんの存在を知り
その1週間後に偶然にも京都でリサイタルがありました。


その時演奏を聴いて『凄いものに巡り合ってしまった』
と思いました。


今回4年ぶりに演奏を聴いてみて…

成熟した精神性で自ら栄達の域に辿りつこうとする芸術を

圧倒する心力をもって再現してくださったと思います。




世の中にはピアニストという職業があります。

その大雑把なくくりに彼を入れるのには抵抗があります。

彼のピアノ自体、哲学的で別次元のものです。


魂に語りかけ~
癒しを与え~
悟りの境地へといざなう







↓ 応援おねがいします

にほんブログ村