初学者による初学者のための知識 第二十回『沖縄①地理』 | 東大に文理両方で合格した男が綴る、受験の戦略

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6月23日に勉強会に参加しました。

6月23日は大東亜戦争の沖縄戦の終結の日でした。そこで、私に少ない知識の中でここで披露したいと思います。

最近、沖縄がニュースになる事が多くなってきましたね。沖縄には本当に多くの問題があります。

尖閣諸島問題、米軍基地問題、中国との関係、旧日本軍の問題、所得の問題、日教組の問題などなど。

では、なぜこのように沖縄がたくさんの問題を抱えているかについて、今日は概要をお話します。

まず、なぜ沖縄が重要かと言うと、その地理的な位置から来ています。

出来れば、ここから先は世界地図を見ながらお読みください。

沖縄を中心にして、北京が円周に来るように円を描きます。

すると、その周辺の重要な都市が全て円の中に入るのがわかるでしょうか?

東京、名古屋、大阪、九州、北京、上海、香港、平壌、ソウル、台湾、フィリピンなど全て、沖縄の周辺にありますね。

つまり、沖縄に軍隊の基地を持っておいて、そこに空軍、海軍を配置しておけば、その周辺のあらゆる都市に対して、牽制が出来るという事です。

そのため、アメリカは昔から沖縄に目をつけていまして、ペリーは浦賀に来る前に、沖縄に寄っています。

なので、沖縄を手放そうというのは、愚の骨頂です。

最近何度か書いているので、皆さんから話題にしてもらえてとても嬉しいのが、領海や排他的経済水域(EEZ)です。

復習すると、領土から12海里以内を領海、200海里以内をEEZに出来ます。日本は、小さい島をたくさん所有しているため、EEZだけで見ると世界6位の広さです。

EEZがあると、その中で魚も取れますし、海底資源も取れます。持っておいて損は絶対にありません。

それに大きく貢献しているのが、沖縄の周辺の島々です。沖縄県があることが、日本の国益に大きく貢献しているんですね。

また、中国側から見てみましょう。

中国は日本に対して、領土はとても大きいのですが、EEZはとても小さいです。あれだけの領土を誇りながら(といっても、侵略して得た土地ですが)

太平洋側には日本が邪魔をしていて自由に出ていけません。自由に航海することも出来なければアメリカに対しての軍事的な牽制も出来ません。

では、もし中国が太平洋まで出ていこうとすると、本州を通過するか、沖縄本島を通過するしかありませんね。

さすがに、本当は大きな島ですし、東京や大阪など大都市があります。

ならば、攻めやすそうな沖縄を狙うでしょう。という事で、中国にとっても沖縄は重要なワケですね。

ちなみに、尖閣諸島は沖縄本島の真西、つまり中国との中間地点にあります。なので、中国は本島の前に尖閣諸島を狙いに来ているという推理になります。

まあ、この推理が合っているかどうかわかりませんが、このように地理的な状況から外交関係や社会情勢を理解しようとする意識がないと、話が分かりませんね