ご無沙汰しております。
3週間ほど、教育実習に行ってまいりましたが、何が忙しいわけではないのですが、なぜかあまり時間に余裕がない、不思議な生活をしておりました。
遅れましたが、教育実習についての感想や総括を記事にしたいと思います。
実習校は、私の母校である山梨学院大学附属高校
期間は8月27日から9月17日の3週間
担当授業は、1年生と2年生と3年生の数学
学級担当は3年3組でした。
山梨県にある私立の学校法人では最も大きいであろう、山梨学院グループは、
幼稚園から小学校、中学校、高校、大学、短期大学、大学院までを有します。
毎年の正月に行われる箱根駅伝では常連であり、全国的に知名度があります。
私も、東京で山梨学院の名前を語ったとき、かなりの割合で分かってもらえました。
また、高校もスポーツで有名であり、水泳部はあの萩原智子を排出、サッカーは全国優勝を果たしたり、
野球では数年に一度甲子園に出場、空手部からも世界大会優勝者が出たりと、かなり力のある学校です。
さて、そんな高校で教育実習をしてまいりました。
初日や二日目などはかなり緊張の中での実習となりましたが、日を重ねるにつれ、私も先生方も生徒達も少しずつ心の距離が近くなるのを感じました。
特に、生徒達が取り留めもないことで話しかけてくれるようになったことがとても嬉しくて、
先生をやっているとこれが楽しいんだよな~なんて感じながらやりがいを感じていました。
さて、この学校は土曜日も基本的には毎週授業があり、生徒は登校してきます。
しかし、初めの週の土曜日は、保護者や学校対象の学校説明会があり、生徒は投稿せず先生たちがイベントの運営をしました。
私たち教育実習生ももちろんお手伝いをしましたが、この日はなんと台風12号が上陸した日でして、かなりのバタバタした運営になりました。
特に私に関わる事で言えば、急に大役を仰せつかりました。
というのも、説明会の一部で、生徒や卒業生による学校紹介スピーチのコーナーがあるのですが、その中の卒業生の一人が台風の影響で電車がストップしてしまい、来られなくなってしまったのです。
その卒業生は、山梨学院から東京大学に進学した卒業生ということでスピーチをするはずだったのですが、来れないのであれば仕方がない。私も母校から東大に進学した身でありますから、教育実習生という立場でありながら、代打を指名されてしまいました。
20分間で5分程度のスピーチの原稿を用意して、約500名弱の前でのスピーチ。
かなり緊張しましたが、日頃このようなスピーチの経験は何度か経験があったため、何とか務めることが出来ました。
終了後には先生方や管理職の方からも、お褒めの言葉を頂きまして、大変鼻の高い思いをしました。
やはり、日頃から意識して話の仕方を練習しておいたのが良かったのだと思います。
また、話は変わりますが、教育実習には研究授業と言って、担当する授業のうち一回、先輩の先生方に見て頂く機会があります。
教室の後ろにずらっと先生が並んで、私の授業をくまなくチェックされるわけです。
確かに、塾の講師として4年間の経験がありますから、普通の教育実習の人よりも多少は上手いかとは思いますが、なぜかその噂が蔓延してしまい、かなりのハードルの高さになってしまいました。
見かけからも落ち着いているとよく言われますし、経験者であるという付加価値もあり、数学科の先生からはかなりの注目を浴びる教育実習生でしたから、かなり準備をして臨みました。
当日は、これもかなりの緊張で、何を喋ったかほとんど覚えていない様な状態でしたが、なんとかこなすことが出来ました。
とにかく、(私のキャラもありますので)生徒を楽しませる授業、パフォーマンスとして面白い授業を心がけてて行いましたが、これが良かったのか悪かったのか、まあまあの評価を頂けたかと思います。
最後に、9月17日の最終日ですが、なんと学級担当の生徒達から、メッセージの寄せ書きを頂きました。
朝のHRや帰りのHR、また授業中などで、”短い時間だけど、何か少しでも為になることを伝えよう”といろいろと考えて話をしていました。
生徒の反応も、今一分かりづらく、どんな感想を持っているかがつかめなかったのですが、このメッセージの寄せ書きには、毎回の話を楽しみにしていてくれたとか、受験に関してモチベーションが上がったなどの言葉が書かれていました。
たった3週間ですが、私にとっては学校の先生を実体験できた貴重な機会でした。
生徒の顔と名前がやっと憶えられた頃に終了してしまいとても寂しいのですが、本当に人生の成功を願っています。
まずは、受験生として数か月後のセンター試験や一般入試を乗り越えて下さい。
応援しています。