娘ちゃん、恐ろしく多忙な毎日を送っています。
多忙の原因は探究活動の深掘りと社会的意義を見つけるための活動なのですが、総合型選抜を使うにせよ使わないにせよ、探究は人間の人格形成にとっても素敵だなと思って見ています。
娘ちゃんが総合選抜型を意識したのは、ちょうど去年の今ごろ。
某大学のキャンプのワークショップ情報を見つけたことに端を発するのですが、あれから1年、紆余曲折ありながらも二皮、いや三皮ぐらい向けたイメージです。
探究活動は、ものすごく内省するし、社会の問題に目を向けられるし、自分の好きや強みがわかるし、そしてどんどん外に出ていってさまざまな立場の大人と話すことになるのでプレゼン能力が爆上がりしたように思います。
さて、そんな探究活動に勤しむ娘ちゃんに読んで欲しいなと思った本を2冊ゲットしました。
まずは黄色い哲学の本![]()
5歳からの、と銘打たれている題名に逆らわず、内容はやさしく楽しく明るく、それなのに大人の目線で読むと唸るほど奥が深い。
こちらは小論文に必要な「仮説」「立証」「反証」を身をもって覚えることができる本です。
小論文の「答えを支える理由」を、こぐまさん
と学んでいきます。
特に自分と異なる意見「反証」は見つけるのがなかなか苦労するかと思うのですが(だって自分の意見と逆だから)そこを見つけやすくする発想方法を教えてくれます。
塾長先生から「とにかく現存の理論に健全な反証をして!」と言いつかっているので、批判的な理由づけから成り立つ哲学的な証明の方法論が学べるこの本が最適かと選びました。
自分ひとりで読んで納得するもよし、哲学や心理学が好きな保護者さんならゲーム感覚で一緒に遊んでもよし。
そして大人向けの推しの本でも大人気な著者さんの青い本![]()
大人向けの本も読んでいる娘ちゃんですが、同じテーマのこの本を渡したその理由はズバリ「ノート」だから。
自分で書き込んで完成させる本なのです。
まさに探究テーマになりえる「あなたの好き」を段階を経て問うてくれます。
微に入り細に入り、そして多面的なものの見方で、矢継ぎ早に「あなたはどう思う?」「あなたはどう好き?」「あなたは?」「あなたは?」と個別具体的に聞いてくれるので、一般論化して適当に書けるスキがないのが素晴らしいです。
またいつでもコピペして構成を変化させられるPCでの書き物と違って、鉛筆で決め打ちして書くので度胸がつくのもいい。
自分のテーマを深く掘り下げ、言語化するのに最適だと思います。
そして書き終わってからも、ずっととっておきたくなる1冊になりそうです。
問題は落ち着いて本に向き合える時間がないこと![]()
普段の日は学校、部活、塾、研究に追われていて落ち着いた時間が取れないので、夏休みまで積ん読チームの中にいてもらおう。
それを忘れないように、ここに備忘録![]()
あー、いくらでも時間があった学年が懐かしいー。
