今年も東京の中学受験が始まりましたね。

 

ひとつも行きたい学校がなかった娘は1月10日に突如として行ったこともない、学校名を口にしたこともない学校を熱望し始めました。友だちと相談して「ここを受けよう!」と決めたそうです。

「あの20日間だけは、わたしも勉強がんばったよねえ」と娘は回想しますが「過去問やったよね、の間違いだよね。しかも1周だけ」と母はつっこみます。

 

ただあの時の20日間抱いた熱望感は今でも忘れていないようで、「うちの学校に入りたい子が入ってくれるといいなあ。明日からみんなが気持ちよくテストを受けられますよーに」と、念を入れて教室を掃除をして、広報で応援のイラストを描き、「雪がふらないように」とテルテル坊主を下げていました。

 

昨日も電車の中で「明日は積雪の予報が出ているのでダイヤの乱れがあるかもしれない」告知をLEDの掲示板で見て、お母さんのタイプ別に積雪のため遅刻するシミュレーションを一所懸命考えていました。

なぜ子どもベースではなく、お母さん?と不審に思っていると、「不測の事態が起こった時の子どもの気持ちはお母さんの対応次第だから」と言われ、まだ小学生の時の気持ちをリアルに覚えているんだな、と納得。

 

「じゃあ、お母さんだったらどうしてたと思う?」と聞いてみたら「お母さんはね、『ラッキー!良かったじゃん!遅れたら歴史の人名ひとつ多く覚えられるよ!で、またそういうのが試験に出るんだよねー!』ってテンション高く言うと思う」と言われ、「うわ、言いそう」と思いました。

そんな感じでずっと心配していたので、朝起きて雪がふっていないのを確認して「良かったー」と叫んでいました。

 

受けている学校は娘の学校じゃないかもしれません。

でも、在校生は中学受験生の気持ちをまだ覚えているし、覚えているからこそ案じ、そして応援しています。

それは、どこの学校でも同じです。

 

在校生も深く深く応援しています!

受験生のみんなが全力を出してくれると嬉しいですキラキラ

 

最後に娘の笑い話をひとつ。

 

もれなく我が家も神頼みで湯島天神に行き絵馬を書かせたわけですが、その内容が「中学校で楽しい毎日が送れますように」でした。

いや、ちがーう!

まずは合格を祈願をしておくれよ。常にこういう斜め上の不思議なことをしてくれるのが娘です。

 

娘の友だちに首都圏のみならず関西も制覇した猛者くんがいて、関西遠征の際、彼が書いた絵馬をママからLINEで送ってきてくれたのですが、そこには「圧勝」って書いてありました。

もう、こういう子が!こういう気持ちで!と、つくづく感動しました。

 

マヌケな絵馬でも、ヤル気の絵馬でも、神様は願いを叶えてくれます。

 

春はすぐそこです桜

 

↓湯島天神のお柱さま(2021年組はもれなく鬼滅組)