とうとう年の瀬。
わたしにとっての1年は光陰矢の如しでしたが、娘にとっての時間の流れはもっとゆっくりなのかな、と思います。
年末のあれこれを総まとめさせてください。
今年は大掃除の年!
棕櫚の鬼毛の箒という最強武器をゲットし、少し前から魔女の箒気分でちまちまと掃除していました。
で、ここに来て、夫、突然の覚醒!掃除とのシンクロ率200%!そして暴走……。
今年は夫の仕事が年をまたがなかったため、猛烈なやる気を出してくれているので周囲が大わらわです。
うちのマンションはもともとドイツやフランス大使館家族が多かった(過去形)いわゆるヴィンテージ系なため、作りがゆったりとしていて夫の書斎がなかなかに贅沢なことになっています。
11畳の部屋に、広めのベランダつき。
壁は全面に天井までの本棚を作り、庭代わりのベランダはカレーリーフの木からパクチーや山椒の木、オオクワガタからアゲハ蝶まで育ててまるでジャングルのようにになっていて、、、、汚い!
そう。とても素敵な部屋のはずなのに、夫が10数年に渡り好き放題していたのでもう大変。
部屋もベランダも床が見えない有り様でした。
でも物を動かして行方不明になるといけないので、わたしもノータッチ。
そんな書斎&ベランダをちょっと片付け始めたら完全にスイッチが入ったようで、ベランダの大きなゴミをまとめ粗大ゴミ集荷の予定を入れたり(7個!)、自分の部屋だけでなくリビングのベランダまで床をゴシゴシ洗剤で綺麗にしてくれたり、家中の鏡とガラスを磨いてくれたり、家の3つ水槽の水を入れ替えたり、数日前にわたしがワックスを塗り終わっったばかりの床を(ツヤなしタイプなので言われないとわからない)懸命になって雑巾掛けをして「ワックスがとれちゃうから、やめれ」と退場を求められたり、その他もろもろ八面六臂の大活躍をしています。
おかげでベランダはグリーン多めのオープンカフェみたいになり、家中のガラスはピカピカで嬉しい限り。
さてこのブログの主題でもある気になる娘ちゃんの冬の勉強はあまりはかどっていませんが、塾の友だちに「今日なにしてたー?」と言われ「朝9時からオンラインで習いごと関係のレッスンして、歯医者さんに行って、皮膚科に行って、夕方から格闘技のジムに行って、、、、、」と1日を振り返ったところ「それは過密スケジュールだね!遊びに行かない日もそれじゃ勉強する時間ないじゃん」と言われたそうで、まさにそれもそうかな、と。
そして年末、知り合いの先生に呼んでもらった場で新しく受験したい大学が増えました。
娘の習いごとを軸に、(1)習いごとの自由な研究を応援してくれる環境 (2)習いごとに沿って座学を中心に学べる環境 (3)習いごとそのものに近しい学問を実技で学ぶ環境、この3つが揃いぶみしました。
偏差値はバラバラですし、習いごとをダイレクトに学ぼうとすると大学院に行かねばならないのですが、ここまで内容がバラけたということは、受かったところが娘の進むべき道だと確信し、なんだか少し安心しました。
また年末のとある日、マガポケで見つけた『母という呪縛 娘という牢獄』を読んで震えました。
事件になった、あの娘さんに医学部を9浪させたママの話を漫画化したものです。
読んでみたいと思っていたのですが、文字で読むと想像力が炸裂して気がひどく滅入りそうだったので、絵やセリフで想像する余地を限定させてくれる漫画で読んでみました。
医学部しか見えない視野の狭さ、娘に嘘をつくことを体験的に教えておきながらその行為が自分に向かうと激怒する整合性のなさ、公立中をみっともないと言ってしまう知見のなさ、ものの見方が世間と乖離していることに気づかない鈍感さ、恐怖でいうことを聞かせることでしか娘の愛を確かめられない想像力の欠如、全てが怖いし醜いし嫌悪感しか抱けない。
けれども一番の恐怖は100%わからなくもないということです。
特に「なんで」と聞いても仕方ないことに「なんで」と聞いてしまうところ。
うちの場合は「なんで成績が悪いの?」「なんでこの問題が解けないの?」ではなくて、「なんでこの日が提出日ってこんなに大きく書いてあるのに忘れるのよおおおおおおお?」という悲鳴が多いのですが、それでも娘からしたら、「なんで?」と言われても忘れたから忘れたなんでしょうね。残念極まりない。
1年の終わりもまた、とりとめのない年末雑記になってしまいました。
そして来年もまた目をキラキラさせながら「娘ちゃんとこれをすることにしました!」と決意表明を書いて、もちろん全く続けられず、書いたことも忘れてしまう残念なブログになることでしょう。
でもね、もう年末にもなると思うのです。
それもまた良し、それが娘でわたしなのだと。
そんなわけで、これまでもこれからも「まいにち、ざんねん」なブログですが、読んでくださってありがとうございます。
また大好きなブログさまのところにもお伺いできる1年だったら嬉しいなと思います。
来年もどうぞよろしくお願いいたします。
皆さま、良いお年をーーー![]()