中学受験のさなかには見えていなかった真実ですが、同じ学校に4年もいて他の学校に行ったママ友と情報交換していると、いわゆる良く口にのぼる「面倒見のよい学校」にも、さまざまな「面倒見の良さ」があったんだな、と感じます。
なので、その子に必要な面倒見の良さがないと「聞いてたよりもずっと面倒見が悪い」と感じてしまうし、「あ、この面倒見の良さはうちの子にピッタリ」とハマると「面倒見の良い学校だわー♪」と嬉しくなってしまうのだと思います。
さて、娘ちゃんの学校。勉強そのものに対してはさほど面倒見が良い感じは受けていませんでした。
というのも同一副教科で上位10%から下位10%を平気で行き来する娘ですが、上位の時の取り出し授業も、下位の時のねちっこい補習もないことを実感していたからです。(足して2で割って平均なのでお声がかからないだけかもしれませんがw)
そして長期休み中の講習は先生の趣味による楽しいものが多く、それはもう浮かれて学校に行き新しい知見を増やしては喜んでいましたが、勉強系に行ったことは一回もありませんでした。
なので「面倒見のよい」学校というより授業内容の面白い学校だな、という印象を強く持っていて、それはそれで娘ちゃんにピッタリだと嬉しく思っていたのですが、中3後半から突然グイグイやってきたのが娘校です。
それは勉強そのものではなく、大学受験へのモチベーションアップ。
親も参加できる大学受験に向けてのイベントが目白押しになりました。
また高2からの授業選択のために、大学受験のシミュレーションも課してきました。
娘と母、良くわからんが興奮してきて火がつく(笑)
もはやエルニーニョ現象。
その一環で、夏休みの宿題のひとつは「大学のオープンキャンパスに行って感想を書くこと!」
さっそく2つほど大学に行くことにしました。
とにかく体験大好きな娘、全く受けない学部の講座まで「お母さん!この授業、興味ある!」「これも予約する!」と大騒ぎして、当該学部の体験はもちろん、絶対に受けない、いや受けられない(歴史があるからw)学部の授業までフルで入れていました。
すごい。ワークショップ好きの血が騒いでるw
友だちと行くのかなと安心していたら、文化祭は一緒に行くけど、オープンキャンパスはやりたいことが違った場合、お互いに我慢するのは良くないのでひとりで行く、というかお母さんと行く、とのことでした。
えええ、この夏に弱いわたしが炎天下1日中外出?
「ほら、文化祭で意見が食い違うのは焼き鳥食べるかホットク食べるかどっちにするー?ぐらいで済むけど、オープンキャンパスの体験授業は長いからね!友だちにつきあって興味がない授業のを聞くのもイヤだし、興味がない友だちに自分の趣味につきあってもらうのも悪いし!」
あ、うん。小学校の時から変わらない娘ちゃんらしいスタンスですね。
そして、娘にとってオープンキャンパスは複数のワークショップを展開している科学館、文化祭はお祭りの屋台と何ら変わりないイベントとして認識されていることがわかった返答でした。
さて、忙しいけど忘れられなさそうな夏の始まり始まりです。
