英語篇の続きでございます。
一般的に素晴らしい成績ではないにせよ、娘の中では会心の出来だった英語に比べ、数学は良くもなく悪くもなく。
とはいえ新高1から数学のギアを本人比で3段ほど上げたつもりの娘だけに、「え!だいたい全部わかったはずなのに……」とショックを隠せないご様子。すぐに直しに入っていました。
点数見てショックを受けるなんて……すぐ直すなんて……っ!!!!!
もう、それだけで成長を感じて嬉しい。
ただ娘の言葉に出てきた「だいたい全部わかったはずなのに」が気になる。
そこで即座にGoogle先生で検索。
「わかっているのにテストの点数が取れない」と、ダイレクトにもホドがある長めのセンテンスを打ち込んでみたら、出てきました。
いくつかのサイトをサーフィンしてみると、概ねその理由は3つ。
(1)わかったつもりで理解できていない
(2)解く時間が遅い
(3)焦ってしまう
娘に聞くと、おそらく(2)と(3)の混合だろうとのこと。
内心「えーーー、本当は(1)じゃないのう?」と思いつつも、一応は娘の読みを信じて数学のテスト中の心理やスピードなど色々リサーチしてみました。
以前のように「こんなに簡単に解けるはずがない」と、ひねくり回して間違えているということはない、そうです。
でも、
・家で解くようにじっくり時間をかけて解いてはいない。
・最後の15分になった時から突如として焦り始める気がする。
もらってきた答案を見ると確かに最後の15分に該当すると思われる問題が全て×になっていました。
というわけで、娘とふたりで名づけたるは「魔の15分」
厨二丸出しですw
この魔の15分をどうやって乗り切ろうかと相談し、出た答えはこちら。
●魔の15分に突入したら、深呼吸をする。
●そして残りの全問をざっと見て、得意な問題から解いてみる。
娘が最後、焦ってしまったという箇所を解き直す時に、あえてタイマーをつけて魔の15分疑似体験をしてみました。
深呼吸をしてから、残った問題である問7、問8、問9を見てみると、テストの時は最初に解いた問7が一番嫌いな問題で、問8、問9は得意な問題。
なので問7は飛ばして問8、問9を先にサクサクとやり問7に戻ると、何とか時間内にクリアし、結局ほぼ全問正解でした。
次回はこの方法で魔の15分対策をとってもらおうと思っています。
しかし、ここにひとつまた高い壁がそびえ立ちました。
ほぼ全問。
この「ほぼ」になった原因の取りこぼしは問題の読み落としです。
問題の「読み落とし」「読み間違い」は、きっと一生の課題。
注意欠陥と前しか向けない特性由来のものであるのはわかっているのだけど、工夫すれば防げないこともないのにやらないのが歯がゆいのです。
「問題に◯と_を引くように」
これは何度も言っているし、自分でも言ってるし、今回も「今度こそは自分でもショックを受けたから、もう◯と_は確実に引く」と言いながら、その次にやった学校の宿題でも◯と_は引いてない。
それを指摘すると、娘が「きっとイドのレベルでわたしは◯と_を拒否してるんだわ!」と言っていました。
イドと来たか。厨二病め。
〘名〙 (id
ラテン語で「それ」の意) 精神分析学で、個人の無意識の中にひそむ本能的エネルギーの源泉をいう。
衝動として快を求め不快をさけ、満足を求めようとするが、自我と超自我の統制を受ける。
娘の無意識下では、問題に◯と_を引くのは不快なものに分類されて本能的に拒否しているんでしょうね。
うん、面倒だもんね。
時間がなくなってきたら問題の取捨選択をする。
問題に◯と_を引く。
きっと中学受験の時に塾の先生から教わるテクニックですよね。
娘は外出自粛が解禁され対面授業が再開された夏になっても塾に復帰せず、かといってオンライン授業もMacで受けているふりをしてYouTubeでページをめくってくれる漫画をしずかーに読んで時間をつぶすという幼き悪事を働いていたので、こういうのも知らなかったのだと思う。
わたしも勉強より、科学館博物館美術館等の閉鎖により行けなくなってしまったワークショップのオンライン講座を探すのに血道をあげていた小6時代だったのも申し訳ない。
というわけでテストの受け方の基礎中の基礎をいま知った高校生です。
でもまあ自分で編み出したから良いことにしようw
ライフワークのようになっている習いごとが本格的しているし、参加したいワークショップがあれば試験直前でもきっと行くと思うので、学科に時間を割くのが難しくなってくるシーンも今後は増えていくはず。
どうか「要領よく吸収する」という技を覚えてほしい。
どこかに技マシーン落ちていないかしらん。
楽しい思い出しかない、こどもの城。
テープで隠されても浮かび上がる文字がゲームのヒントっぽい。「城」だしw