今回のテストで、娘が初めて(化学以外で)「勉強している」姿を見ました。
いえ、中学受験を越えてきた身ですから机に座って、テキスト開いて、問題を解いている姿、教科書を眺めている姿は見たことがあります。が、自ら何かをインストールしようとしている姿は初めて見ました。まぶしい!
特に記憶系。
1教科につき2日ずつ程度ですが(笑)「試験までに何とか覚えるぞ!」という気迫を感じました。
夜は早く寝るので早朝から起き出してきて、手を動かしながらブツブツつぶやいて勉強している!
学校にも早く行って友だちと問題を出し合ったり苦手なところを解説しあったりして、「あの30分でわたしの点数は15点上げてもらったし、わたしも10点は上げたと思う〜♪」と嬉しそうにキラキラしていました。
知的好奇心の有無は気になっても、成績については「本人がやる気を出さないことには仕方ないから」と娘の成績に何の言及もしない夫ですが、さすがに変化を感じたらしく「今回は娘のターニングポイントになりそうだから、もしテスト結果が悪くても絶対に怒っちゃダメだよ」と釘をさされました。
夫よ、承知した。
で、結果発表。
全教科、かなり底上げされましたー!
「1点も落としたくない」という狂気じみた勢いでわたしに伴走を頼んできていたかつての化学のような点数(今回の理1は物理w)や、社会の下位10%から上位10%というような奇跡のV字回復はありませんでしたが、全教科安定して今までより上がっていて本当に安堵しました。
両親どちらから見ても頑張って自走していたのに、これが点数に結びつかないと気持ちが腐ってしまうかなと思っていたのです。
むすめは あたらしく 「いちやづけ」を おぼえた!
いいんです。一夜漬けでも、なんでも。
とにかく、娘は初めてどうでもいいと思っている興味のない教科の点数を取りに行きました。
それだけでも素晴らしい。
小6の12月になっても「あなたはどう思いましたか?」という国語の問題に「わたしはどうとも思いません」と解答した娘が、やりたくない教科を勉強しました!長かった……。
(今ここかよ感がすごいw)
特に英・数は良い→悪い→良い→悪いの繰り返しでした。
冬休み明けの2学期復習テストの点数が良かったので今回は気が抜けちゃってダメかな、と思っていましたが、きちんと取ってきたので安心しました。
この2教科はどうでもいいとは思っていないので、そこそこ勉強するのですが、前回のテストが良いと気がゆるんでしまうのです。
今回はそのゆるみが数Iで出ました。毎回、数学総合点で足を引っ張る数Aはかなり念入りに理解しながら解き進んでいる気配はあったのですが、逆にリードしてくれる数Iに手を抜いてまさかの平均点ちょい上。今回は数Aで稼いでくれたからいいものの、本人も少し「やば」と思ったようです。
そんな数Iに「ショック受けたー」と言いつつ、まだどこの問題をどう間違ったのかも確認せずに、お友だちとボーリング、カラオケ、映画と遊び歩いている娘ちゃんです。
終わったことには興味がない娘は健在でした。
次は
むすめは あたらしく 「みなおし」を おぼえた!
に、なってほしい。
(今ここかよ感その弐)
とにかく中3最後の定期テストおつかれさま。
娘ちゃんの本気が見れて嬉しかったし、努力が実って本当に良かったです。
これで気が抜けて次が最悪という気もしなくもないのが怖いところですが、どうか向き合う姿勢そのものを覚えておいてほしいです。まずは次のテストまででいいからw
(写真は東京藝大卒展の帰り道、娘と迷い込んだ素敵路地裏で撮りました)