久しぶりに「ひ……っ!!!!!!!!」と目玉が飛び出そうになったお話をします。

 

なかなか冬の足音が聞こえてこないと思っていたら、突然やってきた寒い日々。

定期テストもまだまだ先だと思っていたら、確実にヒタヒタと近寄ってきていて、残すは数週間!

休日は習いごとの発表会や歌舞伎、ワークショップなどイベントが多々入っていてガッツリまとまった勉強ができるスケジュールが組めそうもないため、平日にもコツコツと勉強をすることになりました。

 

我が家では基本、気合いを入れている科目は、一般受験に使うであろう英・数・理1・2のみ。

国立や、総合選抜は、まったく違ったアプローチで受験する予定なので、今のところ対策ゼロです。

さて、その4科目のうち、平均あたりでアップアップしていて一番不安かつ不穏なのは英語です。

そんな英語の丸つけしてある宿題がテーブルの上に置いてありました。

 

「へー、もうこんな英語やっているんだ。すごいなあ」なんて見ていると、あーれー?間違っている解答に丸つけていませんか?

慌てて解答を取り出してきて赤を入れてみると、間違えている17問中13問に丸していましたよ。

なぜ?解答に「were」って書いてあるのに「was」で丸してんの?

感じたのは怒りでも焦りでもなく、ただひたすら恐怖でした。

目を左から右に移しただけで、見た解答忘れちゃってるの?

 

本人に聞いたところ、丸を見比べ唖然とした顔をして「もう疲れちゃって 全然頭が動けなくてェ……」と『ゼルダの伝説』のコログの真似をしてから……寝ましたね!お・ど・ろ・き!

 

「あの子は何が悪いのだろうか。目だろうか。頭だろうか。注意欠陥だろうか。これから先、理系に進むったってあんなようでは毎日実験に失敗して頭がアフロになってしまう。かと言って事務作業をさせたら月に1回は億単位の損失を会社に与えてしまうに違いない!ああ、あの子の人生はいったいどうなっちゃうのおおおお」

 

と眠れぬ夜を過ごし、朝から娘に「娘ちゃんも昨日の丸つけがショックで眠れなかったんじゃない?」と聞くと「あー、わたし、イヤなことは考えないようにしてるから!」とスッキリした顔で言われました。

だーーーかーーーらーーー間違えてても丸なんだね!

お母さん、超ナットク。

 

基本、娘の勉強には参加しない夫ですが、あまりの出来事に愚痴りたくて、答案と解答を見せるとコナン並みの推理をしてくれました。

「ああ、仮定法過去のifのbe動詞は主語が1人称でも3人称でも全部wereになるんだよ。でもそれを知らなくて普通に変化させていて自信があるから丸しちゃったんじゃない?」

「で、完了形は逆に全部hasだと思い込んでるね。で、丸してる。全部、思い込みで丸つけしてるね」

そ・れ・だ!夫には、お礼に赤い蝶ネクタイをプレゼントしたい所存。

 

さてさて、この娘の思い込みにどれだけ苦しめられてきたことか。いや、苦しめられていることか。現在進行形。

問題を思い込みで読み間違えて、求められてもいない答えを叩き出す娘は幾度となく見てきましたが、解答も思い込みで丸しちゃうなんてェ……。もう、わたしがコログの口調になりたいわ。

とりあえず明日からは娘が丸つけしたものを、わたしがもう一度チェックすることになりました。

 

というわけで、史上初。

わたしが英語を完全に進行管理することにしました。

娘の使っている教科書は私立中で大人気のニュートレジャー。

amazonでニュートレジャーの文法問題集とWORK BOOKを購入し、教科書で習ったら、間髪入れず文法の基礎を学んで、ワークして、完全に理解したところで学校の宿題をさせるという2クッションを間に挟み、間違えたところは解答にも本体にもチェックを入れて何周かさせようと思っています。

「解答本が重要!」という合言葉をかかげ、あってても間違っていても解説は読む。

どう間違えたか色ペンで書き込んでおく。

1回目の色はオレンジ、2回目の色はグリーン、3回目の色は青と決めて、どこをどう何回間違えたのか視認化。

それを見て複数回、同じ間違えをしたところは、最重要ポイントとして頭にたたきこむ。

 

最後に、娘と約束したのは「お母さんの誘いは断るな」です。

夫が娘に勉強させると、這えば立て立てば歩けの親心になってしまうのですが、わたしは這えば疲れたろう立てば支える親心という過保護なタイプで、口癖は「もう寝れば?」「明日にすれば?」なので、そんなわたしが「今日はこれやろう」と言ったら断りなさんな、という話をしました。

 

とりあえず、丸じゃないのに丸事件が起こって1週間、一切、丸つけを間違えなくなりました。

しかも、めちゃくちゃ解答を読み込んでいるようです。

解答にアレコレ書き込み多数。間違って覚えたところも、何とか覚え直そうとしていてえらい。

中3のうちは「目指せ、丸つけ全部正解!」だそうで、やはりこの子は3年成長が遅れていると確信しました。

高3までに、意識が高い系の小学生が臨む中学受験ぐらいの心持ちになってくれれば、それで充分!

 

問題はこの姿勢がいつまで続くかなのです。

この解答を読み込むことが全教科、いや、それは図々しいな、他教科でもクセになってくれると嬉しいです。

 

こちらはお勉強のことを書くブログだと決めているので、いつもいつもお勉強の話ばかりですみません。

実はこうした娘とのやり取りが大変と思いつつも楽しく、そしてなんて面白くて可愛いんだろうと思っていて(笑)でも他では書けずに備忘録代わりに書いています。

最後に歌舞伎座の幕間の写真をぺたり。楽しかったー。