娘の朝は慌ただしい。

出かける1時間15分前に起きているのに、なぜか最後の10分がとても慌ただしい。

できる限りバタバタしてほしくないので、制服をかけるハンガーコーナーの下に、横長の籐のバスケットを置いて、そこに肌着や靴下や3分丈スパッツ、冬ならタイツやヒートテックなどを、身につける順に左から設置しています。

 

そんなJC制服必須アイテムの横に置いてある缶、ここにはスカートのポケットに入れておくハンカチが入っています。

 

 

もちろん毎日毎日、制服のポケットからハンカチを出し、新しいハンカチに入れ替えているのはわたしです。

娘に文句を言ったことはありません。

なぜかと言えば、ひとつは自分が楽しいから。

もうひとつは、万が一文句のひとつでも言おうものなら

 

「え?お母さん、ハンカチを入れ替えるのが面倒なの?そしたらトイレから出た後、手をふってパタパタ乾燥させてハンカチを使わないようにするよ。そしたらいちいちハンカチを入れ替えなくても済むでしょう?それに1枚入っていれば風紀委員の抜き打ち検査(そんなのあるかは知りませんがw)でも大丈夫だし!」

 

と、イノセントな瞳で返されるのが、妄想できてしまうからです。

ハンカチを替えなくてよくなったら、手をふかなくて済むという考えにシフトチェンジして喜んでしまいそうな横着な娘……。そうはさせてなるものか。

 

でも、いいんです。

ハンカチは、目に麗しいから。

今日も実家近くにデパートに行った時、制服のポケットにストンと落ちて、引っ張り出しやすいハンカチを見つけてしまいました。

四つ折りにすると縦長になって入れやすく、つまむ場所があるので出しやすい。

アイディアも素敵だし、童話の世界観なところも可愛いし、刺繍が凝っているところも嬉しい。

 

洗って、そっと娘の制服のポケットにしのばせるのが楽しみです。

学校で「あ!」と、驚いてもらえたら嬉しいな。