#わたし実は……○○ファンです
うーん。
「実は……」なんて内緒話風に期待を持たせてまで、意外だと思ってもらえる○○ファンを探してみても自分ではよく分からない。
ただ若かりし頃に「picotさんって岩館真理子の漫画『アマリリス』の桃田さんみたいだよね。ゾンビやホラー好きで」と言われたことを思い出したので、ゾンビファンといのはいかがだろうか。
わたしの最終職歴はゲーム業界で、毎年TGSに行っては幕張で色んなメーカーの方々と飲んでいたのですが、そのなかで「picotさんはどんなゲームをするの?」と聞かれ「えー。バイオハザードとかデッドライジングかな。あとサイレントヒルも♡」と返事をしたら「おのれ何ゾンビに照れてるんじゃいー!」と後頭部をひっぱたかれていたものでした。ひどいわ。
バイオハザードは1とCODE:Veronicaと4が好きです。
サイレントヒルは圧倒的に2が好きでローラのテーマを聴いて今も泣ける。
ゾンビもホラーも、異界に足を踏み入れる動機は愛でなければいけないと思うのです。
異形の者が跋扈する世界で、一歩また一歩と前に進む原動力は、誰かへの深い思いであって欲しいのです。
愛する誰かを探したい、自分の正義を全うしたい、という思いで異形の者と戦うのが美しいと思うのです。
もしわたしが、異形の者と戦える強さを持つことがあるとしたら、それは娘の身を守る時しかありえない。
でも自分ひとりだったら、喜んですぐゾンビ側に回ってしまいそう。
だってゾンビは皆んなトローンと気持ちよさそうだし、烏合の衆で行動しているから責任も持たなくてもよさそうだし、何ならいっそ人を襲うのも面倒でヘラヘラと寝ていそう……。悪くないと思うんだけどな、ゾンビライフ。
あ、でも娘こそ真っ先にゾンビになりたがりそうでもある。


