蘇生。。。 (第3話) | ふつうの生活って素晴らしい            ~障害者として生きる意味~

ふつうの生活って素晴らしい            ~障害者として生きる意味~

ふつうの会社員が、
マリンスポーツで頚髄(C3,C4)を損傷した
日からのおはなしです。

こんにちは。

 

ここからは、海中で気を失ったあとのおはなしです。

 

悲しい気持ちのまま気が遠くなり気を失ったあと。

(どのくらいの時間だったかはわからない。。です。)

気が付くと、浜辺でライフセイバーが僕の体を

バンバン叩いたり、大声で叫ばれたり、とにかく

びっくりでした。

そして一言、「死ぬかと思った。助けてくれてありがとう。」と叫びました。

 

〇あとから聞いたはなしですが、

・私の異変に気付いた方たち助けてたそうです。

・その方々が隣の海水浴場からライフセイバーを呼んできてくれたそうです。

・ライフセイバーが私に色々と蘇生術を施してくれたそうです。

・その際、口から海水や泡を吐き出していたそうです。

もうただただ感謝しかありませんでした。

 

その後に気が付いたのは、「首から下の感覚がなく、手足がどこにあるかわからない」

状態でした。そして体全体が「電気服!?でも着ているみたいにビリビリと痛かったです。」

 

その頃には、周りのギャラリーもたくさんいて、ふと横を見ると

今にも泣きそうで、心配そうな表情の子供が、ぼくのことをじっと見つめていました。

ぼくが大きな声で、話しかけると近寄ってきて、「母親か誰か呼んできてくれ。」

と頼み、だんだん眠くなってきました。

 

それに気づいたライフセイバーが、とにかく話しかけてきたり

僕の体を摩ってくれて、ケアしてくれているのがわかりました。

生い立ちから尋ねられた記憶が・・・・。

 

そうこうしているうちに、救急隊員が到着しました。

そして、バタバタと轟音が聞こえてきました。

 

 

ドクターヘリが飛んできてたんです。

もうただただ、感謝しかありません。

その後、急性期病院に運ばれて行きました。。。。

 

つづく。。。。

 

〇回想と感謝

救助してくれた多くの方々には感謝しかありません。

皆様にあと少し出会うのが遅かったら、きっと僕はこの世にいない

と思うと、もう言葉では言い表せないくらいの気持ちになります。

本当にありがとうございます。

そして、多くの方々にご迷惑をお掛けしたことを反省する

ばかりです。。。。本当に生きててよかった。。