9月30日20時頃。
オペ室の準備が整ったと言われ移動することに。
処置室のベッドからストレッチャーに自分で乗り換えたのですが、全身の筋肉を緩める点滴をしていたせいで全く足に力が入らず危うく転倒しかけました。助産師さんに支えられてやっとストレッチャーに乗りオペ室へ。

この時私の父も駆けつけてくれました。
実はこの日祖父も日中手術を受けており、父は手術の付き添いのハシゴをすることに(笑)

病棟の助産師さんとオペ室の看護師さんで簡単な引き継ぎを行い、オペ室に入りました。

台に乗せられ、直ぐに始まるのかと思いきや中々始まらない…。20分くらい待たされたかな?
麻酔をするとお腹の痛み無くなるからね〜と聞かされていたので、この時は早くこの痛みどうにかして!なんて甘いことを思っていました。
その後、いざ麻酔を。海老のように丸くなり、刺されるのですが結構痛い…。
一度で入らなかったようで何度も刺されました。
麻酔がきちんと入るまでにも20分くらい掛かったように思います。
ようやく効いて来ると、今度は保冷剤の角で体をチクチク。何箇所かチクチクされて、麻酔がしっかり効いているか確認されました。
(赤ちゃんが生まれるまでは局所麻酔です)

オペ室が冷えているのかとにかく寒くて寒くて…
看護師さんにお願いして体を温めてもらいました。

いざ切開!傷跡が目立たない様にと横切開して頂きました。
開腹してからは数分で産まれると聞いていたので、早く会いたいなと思っていました。
…ところが開腹後お腹をかき回されている様なのですが、一向に出てこない。なんで?
と思っていると医師に声を掛けられました。
「お腹の癒着が酷すぎて子宮にメスを入れられません。縦に開腹しても良いですか?」と。

実は私持病の1つに鎖肛がありまして、小さい頃にお腹の手術を受けているのです。
その傷が23年の月日を経て相当癒着してしまったようです。
この事に関してはまた別にブログに載せることにします。

勿論ダメですとは言えず、お願いしました。
ようやく「赤ちゃん産まれます!」の声が!
お腹がブルルンッと揺れて小さな小さな赤ちゃんが産まれてきました。
一瞬産ぶ声を上げましたが、すぐにその声も聴こえなくなり、気管挿管されていました。
暫く赤ちゃんの処置をしてもらい、保育器に入れられた我が子と初対面。
それが本当に小さくて細くて弱々しくて、紫色をしていました。
私がイメージしていた赤ちゃんの姿とは程遠かったですが、何とか無事に産まれてくれたと一先ずはホッとしました。
その後赤ちゃんはすぐにNICUへ。残すは私の処置だけ。

「眠くなるお薬入れますね〜」と言われ眠りにつきました。
どれくらいの間眠っていたのか分かりませんが、目が覚めるとまだ処置中。
「これはやばいなぁ〜。人工肛門になるかもな〜」固まる私。起きていることに気付かなかった様です。
その後痛みを感じ出したので、医師に伝え麻酔を増やしてもらいました。
手術時間が長かったので麻酔が切れ始めたそうです。

何とか人工肛門にならず、処置を終えて病棟のICUに戻りました。
手術が始まったのが21時頃。病棟に戻ったのが3時頃だったので、約6時間くらい掛かりました。
主人も私の父も1時間くらいと聞かされていたので、中で何かあったのではと心配していたそうです。

ベッドの上で考えるのは子どものことばかり。心配で心配でたまりませんでした。
その後NICUの医師の説明を受けて主人が病室に来てくれましたが、今日はゆっくり休んで。と言うだけだったので何かあったのでは…と不安になりながら休むことになりました。