ロマサスと思いきや……!
月一ペースに落ち着いたオンライン読書会の第5回は7月24日に開催。
金曜日ですが、祝日「スポーツの日」でした。
本当なら東京オリンピック開幕の日だったのかな。
今回、夜8時スタートにしてみました。
これが意外に好評でした。
飲みたい人は飲みながら、各自自由に。
参加者はわたしを含めて9名。
課題図書は各方面で注目のこちら。
『秘めた情事が終わるとき』
コリーン・フーヴァー
相山夏奏・訳
二見文庫
2019年12月刊
男性の意見も聞きたいので男性枠2席設けたところ、
北陸地方の読書会世話人さんと各地に遠征している強者読書会参加者さんが来てくれました。
怖がらずに(?)参加してくださってありがとうございます~
では、みなさんのご感想を少しご紹介します。
「ミステリとしては粗があるが、一気読みできる。筆力のある作者」
「ヒーロー、ヒロイン(主人公男女のこと)にキラキラ感がない」
「ロマンスとして読むと物足りなさを覚える」
「矛盾があるのに、とにかく面白くて読まされる」
「冒頭が怖い。ヒロインの持病(ここでは伏せておきます)は必要な設定か疑問」
「真の主人公はヒーローの妻ヴェリティ(原題はまさに"Verity")」
「ゴシックホラーの趣き。ヒロインの心理状態など、現代アメリカを映し出しているようだ」
「偶然なのか仕組まれた罠なのか、謎が残る部分あり」
「子供が不気味など、不穏な雰囲気が漂う作風」
「ゆがんだ夫婦愛」
「ラストは読者にゆだねられる、そこが面白い」
などなど…・…
あれ? こうしてメモを書き出してみると、なんだかみんなして悪口ばかり言っているようですが、決してそんなことないんです。
ほぼみなさん、読みだしたら止まらない面白さという点で一致。
怖いんだけど、先を知りたくなるんですよね。
この作品、途中でやめられますか? という感じなんですよ。
ネタバレしたくないので、ストーリーなど細かい点にはここではあえてふれませんが、「真実とはなんだろうか」と考えさせられることと思います。
未読のみなさま、ぜひぜひ夏休みのおともに『秘めた情事が終わるとき』を手に取ってみてください