今一度、アイリッシュチューンの伴奏についてちょっと書いてみました | クル・クルリン小話

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これ、ビミョ〜な話題で😅

 

あくまでも個人的な話ですが。

イントロ

最近、アイリッシュ系の音楽での伴奏に関して話題に出ていたので思うところを書いてみました。

 

そんなにたいそれた内容ではありません😅

 

というわけで早速、本題。

 

アイリッシュ系の音楽での伴奏楽器自体、ここ半世紀程で追加されたようなパートで。

 

なので未だ明確な方法論等は確立していないように思います。

 

実際に伴奏が抜群に上手い人たちは何人か居ますが皆スタイルが違ってたりしますし。

伴奏がうまい人達(メジャーな人だけ)

ポールブレディー

OPEN Gチューニング/ノーマルチューニング でストローク。自身のボーカル伴奏時のフィンガーピッキングを取り混ぜたストロークが聴きもの。

 

 

 

ミホール・オ・ドネール

DADGAD/ノーマルチューニングでベースを入れながらのストローク 何より自身のボーカル伴奏時のフィンガーピッキングも秀逸。

ジグの伴奏時のベースの動きが他の伴奏者と全く違いますね。

 

個人的に一番好きな奏者です。

 

更に自身の歌のバック弾いているアルペジオでの音の選択センスが抜群だと思います。

 

アレック・フィン
 

3コースブズーキで独自の拍数を裏返したようなストローク

 

 

ドナル・ラニー

4コースアイリッシュブズーキでストローク

 

ティム・エディー

非常にコーダルな変化に富み、時にジャジーなストローク。

 

J.P. Cormierの演奏を支えながらある意味、旋律楽器よりも印象に残ってしまう凄い伴奏♬

 

リードも伴奏も全てに完璧♬♪

 

ジョン・ドイル

ドロップDでベースを入れながらストローク。時々、リードも。

 

日本だと彼のスタイル(コードチョイス)で弾かれる方が多い印象ですね♬

今の状況

最近だと旋律楽器に関し本国では(最近は日本でも)各種団体が認定資格を発行する試験/資格制度等を行いその方の技量を数字で表すようになってますね

 

ただ伴奏者にはそういう認定試験も何もなくそれぞれが独自の方法で模索中な感じでしょうか。

 

伴奏に関しては過去に何回か書いていますが極論言えば主旋律を奏でる奏者が気持ちよく演奏できるように音を足す役割さえ満たせばどんな伴奏でも良いわけで
※ただ、どんな伴奏でもよいと言ってもある基準はありますが。。。。

 

尚、このあたりから主観が混じった話にもなりますのでその都度、誤解なき様、記載を行いますね🤗

 

あくまでも個人的に思う伴奏の良し悪しを決める要因は、

  • 伴奏者が伴奏だけに着目するのではなく主旋律に関しても造詣が深い事
  • コードの知識があると良い
  • コードを無視できるポイント(感)を持っていると良い
  • 空気を読む力が演奏者以上に有ると良い
  • リズム感が良い
  • 伴奏対象になる楽器の知識があると良い
  • 性格が良い

という感じでしょうか。

ではそれぞれにちょっと書いてみますと

それぞれに解説

伴奏者が伴奏だけに着目するのではなく主旋律に関しても造詣が深い事

できれば何かの楽器でいい感じに主旋律が弾けると良い。もちろん伴奏楽器で主旋律弾けるとカッコいいです。

 

これは旋律の山場や抑えている部分等を理解していると伴奏の先読みが出来るんですよね。

 

次のパートで盛り上がる曲だからそれまでは抑えておこう。とか。

 

わざとワンコードで調性無視し若干の違和感出してから山場で一気にみんなの心を鷲掴み。みたいな。

 

あと、曲によってはここで旋律と伴奏のリズムをあわせると気持ち良い。なんてのがわかるので。

 

正直、ギターで120bps以上の速度で且つトリップレットを入れてフィドルチューンを演奏するのは結構、しんどいです。


ただ、ホイッスル等なら慣れれば可能ですので先ずはホイッスル辺りから始められても良いかもしれませんね☺

コードの知識があると良い。

当たり前ですが初めての曲でもコード進行がイメージできる位になると良いかと思います。

 

ただ、アイリッシュ系の音楽の場合、通常のコード理論でやっちゃうとまったく面白くない伴奏になったりするので😉

 

アイリッシュ系の伴奏時にはそれなりのボイシングやオミットする音の知識等も必要になるかと思われます♬

コード感を無視できるポイント(感)を持っていると良い

これ音楽理論的には完全にアウトだけどこちらの音楽的には全然、OKってパターンですね😉

 

ちょっと録画してみました。以前の記事の動画ですが。

二廻し目のAパートをずーっと同じコードでリズムだけ変えて弾いています。

 

こんなのも有りかと思ってます。

空気を読む力が演奏者以上に有ると良い

演奏者の微妙な空気感で今やった伴奏がその演奏者が求めていたものか?等を察知してその演奏者に合うような伴奏を瞬時に行う様な能力ですね。


露骨に伴奏者に対して嫌な顔する演奏者ならわかりますが同じペースで演奏続ける方もおられるのでその辺りはできるだけ伴奏し始めた時に相手の空気感を読む感覚を養っていると良いかと思います。

リズム感が良い

これがかなり大事ですねぇ。


個人的には伴奏楽器はパーカッションでもあると思っているので。


瞬時にリズムパターンを変え演奏者を引き立てるなんて事も大事かと思います。


ただ、リズムを勝手に変えるなんて絶対に許さん!!お前は俺の下僕として淡々と伴奏していれば良いんだ!!っていう奏者も居られるので注意が必要です。


ちなみに私はそういう人の伴奏はしませんけど。

伴奏対象になる楽器の知識があると良い

これ旋律楽器を演奏されている方でも殆の方は自分の担当している楽器以外の楽器についてあまり知らなかったりします

例えば音域とか得意な曲調とか

 

セッションでも自分の担当する楽器で演奏しやすい若しくは演奏可能な曲を出しがちです

 

でも参加しているメンバーの構成見て皆に共通する曲を出す等の優しさや等があると良いですね

 

話は戻りいろんな楽器で得手不得手があるのでその辺りを知識としてわかっているとセッションに参加している場合でも見えている景色がかなり変わるかと思います

 

今はフィドラー勢のターン。今度は蛇腹勢のターン。今度は笛吹勢のターンみたいな。

 

そしてあまりにフィドラー勢が続いているなら他の楽器勢に

 

「最近どんな曲やってるの?」

 

なんて振ってあげると喜ばれたりするかと思います

性格が良い

結構、当たりのキツイ演奏者や怖い雰囲気のセッションもあるのでその辺り、そつなく対応出来る若しくはみんなをうまくまとめてあげる等の気遣いが出来る方はいろんなお仕事が頂けるかと思います。


今は旋律弾きたい人がいーっぱい居られるので。

 

というあくまでも個人的に思っている事ですがちょっと書いてみました。

 

ちなみに自分で書いてて申し訳ないですが残念ながら私は上記、全てにおいて不合格ですね😅

 

コード知識、あんまり・・・
リズム感あんまり・・・
空気読めないADHD
好き嫌い有り
何より性格悪い

等々。

 

なので伴奏者として生きていくのは無理だとおもわれますね💦

 

でわでわ😄