吉田文夫さん追悼ライブ at 難波BEARS お陰様で無事おわりました♫ | クル・クルリン小話

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イントロ

去年亡くなった私のお友達であり良き先輩でありました吉田文夫さんのロック側友達主催の追悼ライブでした。
 

吉田さんのお別れ会は去年、トラッド系の方々主催で行われなのですが今回はロック側のお友達による追悼ライブ会。

場所は難波にあるベアーズ。

 

吉田さんはトラッド系の方々以上に?ロック系の方々とも親交が深かったのはあまり知られてなかったかもしれませんね。ロック好きだったんですよね。

 

そんな吉田さんたちがロックしていたのがこちらのベアーズさん。

こちらのハコがオープンした頃なのでそのまんま1986年ですね。

 

吉田さんは更に後出の柴山さん達とこちらのベアーズでライブを繰り広げられていました。

 

ちなみに吉田さんと二人でユニット組んだのが自分が二十歳位の頃。40年位前ですね。その後、赤沢さんが入られてSiFolkになるんですが。

その頃はアイリッシュパブなんて全くありませんし小洒落たカフェなんてのも無く、もっぱらライブはライブハウスってのが定番でした。

 

ライブハウスで演奏と言っても対バンは演奏が始まると前列で殴り合いやってるパンキーなバンドだったり対バンすると暫く難聴が続くノイズ系だったりお客さんからするとビフテキバイキングの間に和菓子出されてる感覚のライブが数年続いていまして。

 

でもそんなロックな彼らともライブハウス繋がりで交流の輪は広がったのですが。

 

音楽に優劣つけたり演奏の細かい音がどうのこうのより音楽を楽しめているか判断してくれる彼らの姿勢はとっても素敵でした。

 

その頃、吉田さんは東京の方で既にトラッド系の集まりがありそちらに参加されたりしておりまして。

 

その時、今回の主催の津山さん達とお友達になったわけです。

 

津山さんとは私が伊丹でプログレバンドでギターを弾いていた時に凄いギターの人が居るよ。って話でそれが津山さんだったりで。後に一緒にライブさせていただいたり更に皆で吉田さんのレコードに参加したりとこれまた40年近くの付き合いになります。

 

とにかくトラッドやってるのにロック好きな吉田さんとロックやってるのにブリティッシュフォーク好きの津山さんが交流持たれたことでその周りにも沢山の輪が広がった時期でした。

 

という感じの当時を知る方が集まりかつ会場のミキサーも最初のアルバムを作成した時のエンジニアのお友達が担当して頂きめちゃめちゃ良い音で演奏できました。ホントに感謝です。

演奏

それではライブの報告を♫

たけやりしゅうんたさん

先ずは今回、一番若手のタケヤリシュンタさん。

 

芸名みたいですが本名です。なんかカッコイイですよね。

 

若いのにブリティシュ・フォーク系のギタリストさん。

 

貴重な存在です(^o^)

 

ギターもうめちゃめちゃ上手いですねぇ~ おじさん完敗です。

 

で、若いがゆえにいつもライブ前日、又はその場でこれやってね(^_-)なんて年寄り連中にオーダーされ「マジっすかぁ~?(・・;)」の顔とともに「は、はい」の二つ返事で素敵なコードを出してくれる方です。

 

今回は歌モノを。

 

歌の合間の演奏や伴奏は普通にインスト出来る人やん。ってのがありありわかる超技巧派。

 

すごなぁ~って思いました。

 

次は

柴山伸二氏

「渚にて」から。

 

今回主催の津山さんもそうですが京都のアンダーグラウンド音楽シーンで伝説となっているようなバンドで沢山の活動をされているこれまた吉田さんのお友達で。

 

今回会場となったベアーズではハレユヤ名義で吉田さんとも活動を共にされていました。

 

演奏はエフェクターを多用したエレキギター一本の弾き語りスタイル。

 

広がりのあるサウンドに歌が溶け込んだ柴山さんワールド全開でした。

 

吉田さんが居られた時は吉田さんのブズーキやハーディー・ガーディーが音を広げそこに津山さんのギターが切り込むスタイルのバンドでカッコよかったんですよね。

 

そして、

鞴座 さん

鞴座さんを主催するかねこ鉄心さんとは吉田さん共々20年以上のお付き合いになります。

 

色々なセッションや演奏でもご一緒させていただいた縁で今回、声をかけさせていただきました。

 

二つ返事で今回のイベントへの参加OKを頂きとても嬉しい気持ちで一杯になりました。

 

仲間は大事ですね。つくづくわかりました。

 

そんな鞴座さんの今回はアイリッシュ色よりもクレッマーにフォーカスした選曲。

 

鉄心さんの唸るサックス。

 

そしてその間をぬうように縦横無尽に走り回る藤沢さんのアコーディオン。

 

洗練された音作りには毎回感動を覚えます。

 

一部、鉄心さんのボーカルもあるカッコイイステージを観させていただきました。

 

津山さんと

「さすがやなぁ~ 上手いなぁ~ めちゃめちゃ構成練ってるなぁ~ 出演お願いして良かったよなぁ~」

なんてステージ横ではなしておりました。

 

ありがとうございました。

長野ともみ&津山篤デュオ

安定の二人ですね。

 

デュオの質は一緒にライブを行った回数で決まるかとおもってまして。

 

そういう意味では既に充実したお二人の音。

 

ホントに歌が好きなんだなぁ~ってのが伝わってくる時間でしたね。

長野ともみ&津山篤デュオ+サポート

更にメンバーが増えます。

 

サポートにタケヤリシュンタさん(アコースティックギター)、藤原弘昭さん(フィドル)、私(オクターブマンドーラ、エレクトリックパイプ、バウロン、ローホイッスル)が加わり更にサウンドを厚くしました。

 

手数が増えるとやれる事も増えていきまして。

 

結構、スピード感のある曲や音圧のある曲がこの編成で演奏されました。

 

一緒に演奏してても楽しいですねぇ~

 

自分のユニットでもそうですが歌モノの伴奏は楽しいです。

 

楽器の伴奏はあんまり楽しくないけど。

 

ちなみに私はどの曲でどの楽器に持ち替えなのかを毎回、長野さんが小声で教えてくれるのを頼りにしております。

 

最近、業務以外の記憶力が著しく低下してて曲と曲名と演奏する楽器を全く覚えられなくなってまして。かなりヤバいですね。

 

そして最後、

長野ともみ&津山篤デュオ+サポート+金子鉄心さん

鉄心さん参加のセットでは吉田さんが好きだったチューンをスローエアーと共にお送りしました。

 

セッションでは吉田さん、鉄心さん、私でもよく演奏していた曲で。

 

リハの時の動画ですが貼っておきます。

そしてアンコールは 長野ともみ&津山篤デュオ+サポート で Ar Éirinn Ní Neosfainn Cé Hí (For Ireland, I’d Not Tell Her Name)を。

邦題、「アイルランドのために」ですね。

 

こちらも吉田さんがとても好きだった曲。

 

この日のライブ、とても良いエンディングになったと思います。

 

以上、18:40から3時間ほどのライブでした。

 

参加された吉田さんのお友達(ミュージシャン)の方々、そしてお越しいただいた吉田さんにご縁のあった方々。

 

直接は面識無くともライブに来ていただいたそれぞれのミュージシャンのファンの方々等。

 

ありがとうございました。

 

吉田さんが作ってくれた人の輪はこれからもドンドン大きくなっていくと思いますし、なっています。

 

もっと素敵な出会いが有ると良いですね。

 

みなさん、ありがとうございました。