『ダンサー そして私たちは踊った』ジョージアダンスに人生をかける若者たちの汗と青春と恋 | ・・・   旅と映画とB級グルメ と ちょっと本 のブログ

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監督  レバン・アキン
旅で出会ったジョージアダンス
初めてジョージアの首都トビリシを旅で訪れた時、ロシア的の大衆食堂「スタローヴァヤ」店で繰り返し放映されていたのがジョージアダンスの国立舞踊団公演でした。凄いダンスに感動したものです。
そして、トビリシのオペラ座の隣の宿に宿泊していましたので、オペラの公演も観劇しました。その中の演目で「ジョージアの女王の物語」この中でジョージアダンスを見て感動したものです。
トビリシの芸術大学の5Fの教室で映画ジョージア映画ビデオを見せてもらっていた時に、その部屋からジョージアの国立舞踊団のレッスン場が見えたのでこの映画の題材の舞台同じ風景を見たことがありました。
二回目にジョージアを旅で訪れた時、黒海のリゾート都市バトゥミでの国立舞踊団の公演を生で鑑賞しました。その時は地元のテレビ局に(日本人が珍しいので)公演後インタビューを受けました。
ジョージア国内の各地方、踊りの発祥の地や、戦いや結婚・祝祭を表現するもの等によって主に名称が分けられているのです!
それぞれの地域発祥の踊りや、あらゆるコンセプトの踊りを総称したものがジョージアンダンスと呼ばれているのです。
・アチャルリ(アチャラ地方の踊り)
・ホルミ(戦いの踊り)
・オスリ(オセチア地方の踊り)
・サマイア(タマル女王を象徴する踊り)
・ラチュリ(ラチャの踊り)
・アブハズリ(アブハジアの踊り)
『チャムゲのサンドロおじさん』より
「ベルシャザルの宴会」抜粋
「親愛なる指導者と、お客様」とパンツラヤが始めた。「私ども、ささやかなるアブハジア歌舞団は、ネストル・アポロノヴィチ・ラコバの個人的発意により組織され・・・・」
サンドロは、この瞬間、スターリンがラコバを見て、こずるそうな笑みを口髭の辺りに浮かべ、これにラコバがはにかむように肩を竦めて応じたのに気づいた。
「・・・・これからお目にかけますのは、アブハジアの民謡と舞踊、また、カフカーズ諸民族の友愛に満ちた家族歌と舞踊でございます」
・ムティウルリ(山岳地帯の踊り)
・ナルナリ(女性を象徴する踊り)
・パリカオバ(ヘブスレティ山岳地帯の踊り)
・ダブルリ(貴族の踊り)
・カルトゥリ(結婚式の踊り)
・スワヌリ(スワネティ地方の踊り)
・カズベグリ(カズベギ山岳地帯の踊り)
・キンタウリ(トビリシの踊り)
・ジュタ(ジュタ山岳地帯の踊り)
・ツド(ツド山岳地帯の踊り)
・モヘウリ(モヘ山岳地帯の踊り)
ジョージアダンスはジョージアの人々にとってアイデンテティーの象徴であります。
ダンスが民族の歴史を物語りからなっているからでしょう。
映画
ジョージアの国立舞踊団で、幼少期からダンスパートナーのマリとトレーニングを積んできたメラブ。日中のハードな練習の後はレストランでのアルバイトで家計を一手に引き受け、気持ちの休まる暇もない。そんなある日、カリスマ的な魅力のある黒海沿岸の港町バトゥミからイラクリが入団し、同時にメイン団の欠員補充のためのオーディションの開催が知らされる。イラクリの持つダンスの才能に驚き芽生えたライバル心が、オーディションに向けての2人だけの特訓を経て、憧れと抗えない欲望へと変化していく…。
イラクリの出身地の踊りアチャルリ(アチャラ地方の踊り)踊れとコーチに命じられるシーンがあります。
ジョージアの自慢の料理、ジョージア名物巨大なショウロンポウ ヒンカリ
ジョージアの多声音楽(ポリフォニー)は荘厳な男声合唱
料理とワインと踊りの結婚式 ジョージア正教の因習。トビリシの魅力的の街並みなど見所いっぱい。
ライバルとの恋愛・・・・。は地元で上映反対のデモもあったらしい。ジョージアダンス好きにはお勧めの映画です。