『未来を乗り換えた男』を見て、パリ大脱出とトランジット?考えた | ・・・   旅と映画とB級グルメ と ちょっと本 のブログ

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監督クリスティアン・ペッツォルト
ナチスによる悪夢的史実と現代の難民問題を驚くべき発想で重ね合わせた野心作!
 祖国を追われた人々が希望のありかを見つけようとする姿をサスペンスフルに描いた、
 
『東ベルリンから来た女』『あの日のように抱きしめて』で歴史に翻弄された人々の数奇な運命を描いた名匠クリスティアン・ペッツォルトが、驚くべき発想に満ちた最新作を完成させた。ドイツの作家アンナ・ゼーガースが1942年に亡命先のマルセイユで執筆した小説「Transit」を、現代に置き換えて映画化。ユダヤ人がナチスの理不尽な迫害を受けた戦時中の悲劇と、祖国を追われた難民をめぐる問題が深刻化している21世紀の今の状況を重ね合わせるという大胆な試みを実践した野心作である。原作は、1930~40年代にかけて、ナチス政権下のドイツから亡命した小説家アンナ・セーガースによる「トランジット」。ドイツで吹き荒れるファシズムから逃れてフランスにやってきた青年ゲオルクは、パリからマルセイユへと流れ着く。偶然の成り行きから、パリのホテルで自殺した亡命作家ヴァイデルに成りすますことになったゲオルクは、そのまま船に乗ってメキシコへ行こうと思い立つ。そんな時、必死に人捜しをしている黒いコート姿の女性マリーと出会ったゲオルクは、ミステリアスな雰囲気を漂わせる彼女に心を奪われる。夫を捜しているというマリーだったが、その夫こそゲオルクが成りすましているヴァイデルのことだった。2018年・第68回ベルリン国際映画祭コンペティション部門出品作品。公式サイトより

 

坂の町、マルセイユ

マルセイユのロマの少年を助ける


「トランジット」経由地での一時寄港 時代は、ドイツ軍が迫るパリ陥落後のマルセイユ
海外へ向かうためには。
写真、ビザ、パスポート、通行許可、トランジットの許可を出す領事館、旅行代理店、お金、コネクション、・・・・・・
『フランス組曲』イレーヌ・ネミロフスキー 著(ロシア革命後に一家でフランスに移住したユダヤ人)
  一九四〇年初夏、ドイツ軍の進撃を控え、首都パリの人々は大挙して南へと避難した。このフランス近代史上、最大の屈辱として記憶される「大脱出」(エクソダス)を舞台に、極限状態で露わとなる市井の人々の性を複線的かつ重層的に描いた第一部「六月の嵐」。あります。こんな本を思い出しました。

マルセイユ 外に開かれたフランス最大の海の玄関、そこにはアフリカや中東香りが生活のあり、多民族都市としての伝統もあり、世界中の船乗りたちの憩いの場でもあります。 現代のマルセイユが舞台になっているのは、ちょっと残念でした。
当時のマルセイユが舞台ならもっとリアルで見ごたえのある作品になっていたでしょうね。
フランスのカレーやメキシコのティフアナでは、トランジットする人々が現在でも数万人規模でいる現実があります。