『米、麺、魚の国から―アメリカ人が食べ歩いて見つけた偉大な和食文化と職人たち』を読んで | ・・・   旅と映画とB級グルメ と ちょっと本 のブログ

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『米、麺、魚の国から―アメリカ人が食べ歩いて見つけた偉大な和食文化と職人たち』

グールディング,マット著 羽田 詩津子訳

 

「大坊さんのコーヒーですべてが変わりました」
料理を通じたすばらしい日本文化論『米、麺、魚の国から』の著者、マット・グールディングさん(35)は開口一番こう言った。マットさんは元料理人。料理も好きだが、それと同じぐらい旅と書くことが好きだった。
「料理人はどうしても台所に縛られてしまう。そこで、世界の料理を取材してそれを生み出した文化を伝えるジャーナリストに転身しました」
新婚旅行で来日したマットさん夫妻が、信頼できる案内人に連れていってもらったのが東京・南青山の大坊珈琲店だった。大坊勝次さんが営んでいたこの店は近くに住んでいた向田邦子さんが贔屓(ひいき)にしていたことでも知られ、コーヒー好きと向田ファンにとって聖地のような場所だった(平成25年に閉店)。
小さなカップに注がれた黒い液体は、マットさんのコーヒー観を変えただけでなく、その心に「一意専心」という言葉を深く刻みつけたのだ。
「日本には大坊さんのように1品に人生のすべてをかける職人があまたいる。その人たちを取材しなくて誰を取材するんだ、と思いました」
マットさんは東京、大阪、京都、福岡、広島、北海道、能登をめぐり、職人の仕事ぶりをじっくりと見つめ、その料理を味わった。そのうえで、料理の奥にある日本文化と日本人の精神性に思いをはせる。 能登では、伝統的な発酵技術を守り伝えようとする家族が営む旅館に泊まり込む。技を見つめ、味わい、家族の歴史を聞き出したうえで、マットさんはこう記す。《能登の料理を作るには忍耐と犠牲が必要で、スーパーマーケットとか大量生産の材料を避け、土地と伝統により深く寄り添うことなのだ。つまり、季節の気まぐれな行動に生活の方をあわせることになる》
それにしても、よくぞ神聖な調理場にまで入り込めたものだ。
「大切なのは目一杯の笑顔と相手に尊敬の念を持ち正直であること。そのうえで『見続けていいですか』とお願いし、時折質問させてもらいました」
マットさんは、すばらしくチャーミングな笑顔でこう締めくくった。
「新参者である自分だからこそ、日本の人々が見過ごしている大切なことを取り上げることができたかもしれません。本書によって、日本の人々が和食の奥深さを再発見してくれたら、これ以上うれしいことはありません」
本書は英紙フィナンシャル・タイムズが選ぶ2016年のベストブックス、アメリカ・トラベルライター協会が選ぶ2016年の最優秀トラベル・ブックに選出された。(産経新聞社より)
広島では、有名店八昌で修行したグアテマラ人のロペズおじさんがやられてるお店紹介している。 日本人より美味しい広島お好み焼きを出すお店をだ。
広島お好み焼きだけは、広島でしか美味しい食べられない、職人技の料理として視点でとらえているのが素晴らしい。料理ガイドブックとし評価の高い本です。

アメリカ人記者が深い洞察で描く
日本人が知らない和食の奥深い世界

寿司、懐石料理、立ち飲み屋、ラーメン、お好み焼き……
日本の食の深さと幅広さ、そして美味。

至福の味に変える寿司の「錬金術師」、1本の串に全力を注ぐ焼鳥職人、
挑戦を続ける料理人の親子、地域の伝統食を守る旅館……。
食のプロのアメリカ人記者が北海道から九州まで徹底取材。
食・人・土地を通じ、豊かで奥深い和食文化を浮き彫りにする。

「和食を完璧にするのは、究極を求める職人の力だ」