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『守備の極意 上下』を読んで。おじさんンが見た素晴らしいショート。

 

  
 
『守備の極意
上下』

チャド・ハーバック ,土屋政雄

今年、ヤクルトを引退した。宮本信也は守備の人と言われたショートでした。

 

ウェスティッシュ大学野球部の捕手マイク・シュウォーツは、痩せっぽちの高校生ヘンリーの守備練習に見とれていた。ますます強くなるコーチのノックを、この小柄な遊撃手は優美なグラブさばきで楽々と捕え、矢のような球を次々と一塁に送る。その一連の動きはまさに芸術品だった。「来年はどこの大学でプレーするんだ」と聞いた。「大学へは行かない」シュウォーツはにやりとした。「さて、そうかな」シュウォーツはようやく見つけたのだ。みずからの弱小チーム立て直しの切り札を―アメリカ文学界の新星が贈る、野球への愛にあふれる傑作小説。

 

本書は、アメリカらしい野球小説です。小柄でやせぽっちの高校生のヘンリー・スリクリムシャンダーは、その芸術的な守備(本書の原文タイトル The art of Fielding )なショートの守備が認められ、ウェスティッシュ大学の野球部にスカウトされる。レギュラー捕手のマイク・シュウォーツは、ヘンリーを弱小チーム立て直しの切り札と見込んで鍛える。プロテインを大量に与え、吐くまでの筋トレやランニングを毎日課すが、ヘンリーは文句ひとつ言うことなくそれをこなし、三年生になるころにはメジャーのスカウトに注目される選手に成長した。だが、遊撃手の大学無失策記録に並ぶはずの試合で信じなれないミス・・・・・。本書解説より、

 

ウェスティッシュ大学野球部の捕手、マイク・シュウォーツは、アメリカンフットボールのチームと野球チームで活躍するスポーツの万能選手で、捕手キャプテン四番でホームラン打者のチームの柱。ヘンリーの天才的守備の才能に惚れ込んで鍛える。

オーエンは、黒人の文学少年でゲイ。ヘンリーの寮のルームメート。野球部の外野手。試合中もベンチで小説を読んでいる。

大学の学長アフェンライトは部のアイビーリーグの大学からスカウトされた学長。大学の卒業生。

学長のわががまな娘 ベラは出戻り娘でカルフォルニアから中部のウェスティッシュ大学の父のもとに身を寄せる。美人の彼女の恋人にマイク・シュウォーツ。

学長アフェンライトの恋人にゲイのオーエン。

ヘンリーの大学無失策記録がメディアに取り上げられ、大リーグのドラフト候補になったときに、試合でヘンリーの送球がそれてエラーに・・・・・。

毎回ヘンリーは簡単なゴロを処理し一塁へ送球するときに送球がそれてエラーをするようになる。試合でチームに迷惑をかけたヘンリーは、チームを去ろうとするが、

チームは、ヘンリーが去ったあとも地域リーグで優勝し、全米大学選手権の決勝へ、ヘンリーは、再び、チームへ戻れるのか?ヘンリーを取り巻く人々が・・・・。

アメリカ的スポーツ青春恋愛野球小悦

 

おじさんが見た。素晴らしショート。

ヘルマン・メサ(キューバ打表) 

緻密なポジショニングと華麗なフットワークで驚異的な守備範囲を誇り、1989年のインターコンチネンタルカップで初めてキューバ代表に選ばれる。キューバ歴代最高守備の遊撃手と見なされ、外国のジャーナリストによってメジャーリーグのオジー・スミスと比較される事も多かった。愛称は"エル・イマーム"(磁石)。19895/29 東京ドーム 対全日本戦観戦。捕れそうにない打球に楽々追いつく守備範囲に驚いた。

 

山下大輔(大洋) 

当時大洋に所属していたクリート・ボイヤーの教えを受けて守備の名手に成長した。打球に対する反応が早く、1球ごとに球種や打者の特性を考慮して守備位置を変えるといった工夫を凝らした。並の遊撃手には難しい打球も正面に回り込んで難なく捕球してみせた。「ファインプレーを普通のプレーに見せる」と評されたゆえんである。特徴的な一塁への送球は山下を山下たらしめている伝説の技といえる。打球に近づき、グラブの中でボールをふわりとさばいてサイドハンドから山なりの球を一塁に送る。ボールは計ったように打者走者が一塁に駆け込む寸前に一塁手のミットに収まった。(横浜球場で観戦)

 

水上善雄(ロッテ) 

三塁線を襲った強烈な打球をダイビングキャッチで捕球。三遊間の深い位置から矢のような送球を見せた。魅せる守備を見せたショート。(閑古鳥の鳴く川崎球場で観戦)

 

池山隆寛(ヤクルト) 

打撃よりも遊撃手としての守備力と高い身体能力が評価されていた。守備範囲が非常に広い上に打球への反応も良く、肩も強かったため守備の名手と評されていた。野村克也は池山について、「守備だけで1億は稼げる選手」だと(会社の近くだった神宮球場で観戦)

野球の試合でゲームの流れを変えることができるのが、守備のファインプレーです。球場に行ってファンプレーに出会えた時きは、至福の時でしたね。最近球場を訪ねていない。おじさんでした。