笛三昧のあとは、もちろん! 芝居見物三昧ですよ。
まずは歌舞伎🎵
秀山祭九月大歌舞伎、昼の部を観てきました。

演目は、義太夫狂言の『摂州合邦辻~合邦庵室の場』と、新作歌舞伎の『沙門空海 唐の国にて鬼と宴す』です。

合邦辻のほうは、どの役者さんも手堅く演じてましたねー。
義理の息子に恋して「道も法も聞く耳持たぬ」とひたすら追っかけをする玉手御膳の菊之助さんは、ため息が出るほど、ひとつひとつの所作が丁寧で美しく、邪恋というよりは、一途な純愛を思わせました。
ホント! きれいです。だから不義の恋でも許しちゃう♪
真実は、義理の息子を守るための偽装(?)だったのですが、命をかけての行動は、やはり愛ですよ。美しい愛でした…。
もう一人、驚きの美しさだったのが、沙門空海のほうの雀右衛門さんです。
正直に申します。私、雀右衛門さんがお姫さまを演るのは、もうやめてほしいと思ってました。無理があるんですよー
でもね、沙門空海での楊貴妃役は違ってました。
間違いなく楊貴妃でした。双眼鏡でじっくりジロジロ見ましたが、楊貴妃でしたね。高貴、優雅、気品、そして美!
魅せてほしいもの、全部がありましたよ。
(背中を向けると、お婆さんなんだけど、それは見なかったことにしました)
歌舞伎で美女を堪能したあとは…、宝塚です。

久々! 5カ月ぶりにチケット当たりました!
雪組の『ベルサイユのばら~フェルゼン編』です🎵

私の推し、縣 千ちゃんはアンドレ役でした。
昔々(50年くらい前)、榛名由梨さんが、麻美れいさんが、瀬戸内美八さんが演じてましたよねー
縣 千ちゃんがトップになるのは、いつごろでしょう? 私の足腰丈夫なうちに、なってほしい!
ところで、『宝塚カフェブレイク』という、ジェンヌさんたちのトーク番組があるのですが、そこで縣 千ちゃんが「芝居の型を継ぐ」と語っていて、宝塚にも歌舞伎みたいなことがあるんだってビックリしました。
確かに、プログラムには「演技指導 榛名由梨」と載ってます。
アンドレは、こう歩き、こう振り返り、こう喋るって、仁左衛門さんが若手の役者さんたちを指導するように、榛名由梨さんも芸を伝えてるのね…。