わが家は築45年です。その間、外壁やバス、トイレなど、ちょこちょことリフォームしましたが、キッチンはそのまんま…。

The 昭和の台所なのですよ。

製造メーカーはナショナル!
「National」のロゴに、孫が???
娘が「今のPanasonicよ」と註釈しとりました。
「あっかっるーい🎵ナっショっナール🎵」なんてCMソングも、もちろん孫は知らない…。
「米びつ」なんてものも知らない…。

令和のシステムキッチンと比べたら、食洗機はないし、調味料の棚がスルッと降りてきたりもしないけど、使いにくいと思ったことはないのね。(いや、ちょっとはあるかな…)
新築当時は最先端のキッチンだったのですよ。
大切に、きれいに使ってきたと自負しとります。

先日、ガス器具の定期点検があったのですが、ガス会社のお兄さんが「僕が生まれるずっと前から使ってるんですよねー きれいですねー」って感動してくれましたよ。
すごく元気に長生きしたとしても、せいぜいあと20年ぐらいだろうし、このまま使い続けようと思ってました。
生涯、一台所!。賢主婦、二台所にまみえず!
でもね、見た目はきれいでも、大小さまざまな部品の劣化は否めず、ちまちまと不具合が表れるのです。
今のハイテク製品とは違って、裏からガムテープで補強とか、ちょっと上に引き上げて使うとOKとか、アナログ対応で騙し騙し使っておりますが、突然、まったくダメになるかもしれず、そのとき、高齢夫婦(あるいは独居老人になってるかも)には、もう対処できないかも…。
というわけで、まだリフォームする気力と財力(ここ大事)があるうちに、やってしまおうってことになりました。
それに、新しいキッチンに立ったら、おばあさんだって気分アゲアゲー♪♪♪ですよね。
撤去は、速かったですよー
朝、8時半に体格の良い職人さんたちが数人やってきて、電気ネジ回しとバールとハンマーでドッカンドッカン、あっという間に、昭和の台所は姿を消しました。

まだ使えるのにモッタイナイ…などと感傷にひたってる間もありませんでしたよ。
昭和の台所に収納してあった調味料や調理器具などは、前日に、丸1日かけて断捨離しました。

これからも使うと決めたものは段ボール箱や紙袋に保管、それらはリビングの半分のスペースを占めました。やっぱり断捨離しきれず…。
リフォーム工事をしている3日間、まるでゴミ屋敷で暮らしてるみたいでしたよ。
そして、出来上がり!

スッキリ!サッパリ! 令和のシステムキッチンです。
換気扇ではなくて音の静かなダクト! 調味料の棚はスルッと降りてくるし、浄水器と一体型の水栓ですよ♪

ガスコンロはごとく三つのタイプです。IHにはしませんでした。身に付いた火加減の感覚を修正するのは72歳には厳しいと思って…。
そして! 食洗機♪
さて、ここに昭和の台所の中身を収納…。

引き出しタイプは使いやすいです。
しかし、引き出す度に調味料の瓶が倒れる!
…ということで、こうなりました。

段ボールで仕切りを作り、汚れ防止に広告の紙を敷いちゃったりして、たちまち昭和の台所になってるよ!