平凡な72歳が、非凡な9歳の曲に挑戦している件 | 笛吹きの備忘録

笛吹きの備忘録

おばあさんのモノワスレ対策ブログです。
アマチュア楽団でフルートを吹いています。
お芝居が大好き!

昨日は終戦記念日でした。

そして、台風7号が関東に近づいていました。

南海トラフのことも注意喚起は止めるけど、まだまだ油断してはいけないのですよ。

そんな、相変わらずメチャクチャ暑い日、私はフルートレッスンを受けておりました。

 
先生のご自宅でレッスンしていただくようになって、10カ月が経ちます。
順調です。 楽しいです。
 
今は、モーツァルトの「六つのソナタ」を勉強しています。

厳密には「ヴァイオリン伴奏でも演奏できるクラヴサン・ソナタ」というタイトルです。

 

 

クラヴサンとはフランス語でチェンバロのことです。(ちなみにチェンバロはイタリア語です。英語ではハープシコードと言います)

 

毎度おなじみ、先生のお宅のチェンバロです。

 

 

モーツァルトは、1763年から1766年にかけてパリ・ロンドンを旅行し、さまざまな音楽家たちの影響を受けて、作曲をしています。

それって、モーツァルトが7歳から10歳のときなのですよ!  

「六つのソナタ」が出版された1765年、モーツァルトは、たったの9歳! 
 

この楽譜は「ヴァイオリン伴奏でも演奏できるクラヴサン・ソナタ」という出版当初のものとは、ちょっと違います。

ムーミンのシールが貼ってある♪

いえいえ、そこではありませぬ…。

モーツァルトは、チェンバロがソロで演奏するソナタを作曲したのですよ。

⤴️写真の楽譜はラインハルト版といって、チェンバロの右手のソリスティックなパートを、フルートに置き換えた、つまり、フルートが目立つように(?)編曲されたものです。

 

神童モーツァルトの初々しいような、オマセなような、いたずらっ子のような、何もかも分かっちゃっているような、不思議な魅力のあるソナタを、72歳のおばあさんが演奏いたします。