昨日は「椿峰フルートアンサンブル」の第14回定期演奏会でした。
「椿峰」というのは、所沢にある街の名称です。
1980年ごろから開発されたニュータウンで、かつては野うさぎやタヌキの棲む雑木林でした。きっと椿が多く自生していたんでしょうね。
その新しい街「椿峰」には小さなコンサートホール(255席)が建設されました。そこを拠点にフルート愛好家が集まって、アンサンブルを結成したのが「椿峰フルートアンサンブル」の始まりです。1985年のことです。
オシャレな街に、オシャレなホールが出来て、オシャレな人々が集まってフルートアンサンブルが誕生した。ドラマになりそうなお話でしょ。
そして、40年近い歳月が流れ、オシャレな街は、坂と階段が多くて高齢者には辛い街となり、オシャレなホールは老朽化して、響きが悪くて、舞台が狭くて使いにくいホールになってしまいました。(これまたドラマになりそう)
でも「椿峰フルートアンサンブル」は紆余曲折ありながらも39年間、活動を続けてきたのです。
そんな歴史あるアンサンブルに、今年の2月から参加しております。おばあさんですがニューフェイスです。
私、渡邉光先生率いる「笛の仲間たち」が居心地良くて、これまでよそ見することなく、はるばる与野や横浜まで通ってきたのですよ。すぐ近くに「椿峰フルートアンサンブル」があるのに…。
でもね、最近、思うのです。いつまで通えるかな~ってね。
電車の乗り換えとか、階段とかツラくなってきてるのよねぇ…。
いつか、遠くまで通う気力も体力もなくなったとき、では地元で何か楽しいこと、と思っても、もう新しい環境には馴染めないかもしれないでしょう。(というか、高齢過ぎて入団できないかも…)
だったら、まだ、いくらか身体も心も元気なうちに入会したおこうかしら、と考えたわけです。二足のわらじを履く元気も、今なら、まだありそうだし…。(まだまだ「笛の仲間たち」も頑張りたい!)
ちなみに、一番若い方が60歳だそうです。
このアンサンブルでは、特殊管(アルトフルートやバスフルート)を持っている方が少なくて、低音の強化が課題でした。
何か…、私…、ピッタリなんじゃない?
というわけで、バスフルート吹いてます。
そして地元なので、カトリック所沢教会の方も聴きに来てくださって、思いがけずお花をいただいて、すごく嬉しかった♪(横浜での演奏会に知り合いは来ませぬ…)
…でね、定期演奏会終了後、夫と地元のイタリアンでゆっくり食事を楽しみました。(地元の演奏会だからできたことなのね、横浜での演奏会だと速攻で帰宅、シュウマイ弁当が晩ごはんなのですよ)
食べたのは「地元生産者応援コース」!
ドリンクは自家製ジンジャエール、前菜は地元野菜11点の盛り合わせ、そしてニンジンのスープ、所沢牛のポロネーズ、所沢牛のローストビーフ、狭山茶の紅茶などなど、地元愛にあふれたコースでした。
ちなみに、再放送の朝ドラ『あまちゃん』に登場したアイドルグループ「GMT47」では、埼玉出身の入間しおりチャンが、深谷ネギの衣装で頑張ってましたよね。(国民投票では最下位でしたが…)
入間(いるま)って、所沢の隣の市なんですよ。
演じていた松岡茉優さんは埼玉出身じゃないらしいけど…。
もひとつ、ちなみに…です。
地元の自主イベントには、地元出身の国会議員さんが、わざわざお越しになるんですね。
知り合いでもなければ、もちろん招待もしていませぬ。フルートがお好きだとも思えませぬ。
でも、地元は大切なんですね。