けっけちゃんというバレリーナ芸人をご存じでしょうか?
所沢にスタジオのあるNBAバレエ団の公演に、けっけちゃんがゲスト出演することを知って、孫6号(8歳)が、はるばる群馬から見に来たのですよ。
けっけちゃんは、バレエ少女たちに人気の芸人さんらしいです。
YouTubeの「あるある」シリーズを見ましたが…、バレエ好きお婆さんにも面白かった♪
この方、松浦景子さんは幼少期からバレエを習い、数々のバレエコンクールで優秀な成績をおさめ、大阪芸術大学の舞踊コースを主席で卒業し、バレリーナとしての王道を歩んでいたのに、なぜか吉本興業のオーディションを受け、合格! 吉本新喜劇に入団したのです。
ちゃんと喜劇女優として、吉本新喜劇に出演し、コケッとかしてるし、Twitterによると、座長公演もあったらしい…。
それだけでなく、外部での舞台公演も経験しており、YouTube人気を足掛かりに、着実にバレリーナ芸人への道を歩んでいるのです。
バレリーナで芸人!?とんでもない進路変更に思えますが、バレエの楽しさを伝えるには、とてもダイレクトな手段なのかも…。
昨日のNBAバレエ団の夏休み企画は、12月の『眠りの森の美女』本公演に向けての予告宣伝のようなもので、けっけちゃんは人寄せパンダ的ゲスト出演でした。
もちろん、子どもたちの心にバレエの魅力をしっかり植え付けていましたよ。
見終わってすぐ「続きが見たい」と孫6号…。

前列中央、オレンジの衣装がけっけちゃんです。役はトネリコの精で、生まれたばかりのオーロラ姫に勇気を授ける踊りを力強く踊っていたし、コール・ド・バレエでは目立たず、静かに、おとなしく、均一を意識した踊りでした。(フツーやんか!)
一人だけ吉本的な踊り(パチパチパンチとか…)にアレンジするのかと期待していた私は、その正統派の踊りに感心しつつ、若干のガッカリ…。
子どもたちの「憧れ」のバレエをお笑いのネタにしてしまったことに批判もあるようですが、一発ギャグ「バレエ大好き」を引っ提げ、快進撃を続けてほしいですね。
4人の王子役に名前のあるエフゲニー・ペトレンコさんはキエフバレエ団のソリストで、ウクライナから妻の実家のある埼玉に避難していたのですが、この春からNBAに正式入団しています。
バレリーナ人生もいろいろ…。