シアタークリエに行きました。
大竹しのぶサンの『ピアフ』です。

女優さんの名前付きで呼ばれるお芝居って、いくつかありますよね。
杉村春子さんの『女の一生』や森光子さんの『放浪記』などなど…。
何度も上演されて(つまり何年も経って)、若いときを演じる場面に違和感が出てきたりします。
でも、しのぶサンの『ピアフ』は、まだ大丈夫! 下着姿も妖艶でした…。
そして圧巻は、晩年の姿です。
♪もう いいの もう 後悔しない
昨日のことはすべて水に流そう♪
と歌うピアフの、喪失を知る故の生きることへの執着が、ひたひたと伝わります。
70代! なんて新鮮な響きでしょ! 何ができるのかしら! ワクワクするわ!
などと、言ってみたくなる『ピアフ』でした。