ロシアのフィギュアスケート女子選手の演技を見て、夫がつぶやいたのですよ。
「越後獅子みたいで、可哀想で見てられないよぉ」と…。
えっ、えちごじしぃ~!?!?
分かります?
夫がイメージしてるのは、美空ひばりさんの『越後獅子の歌』
♪♪♪♪♪
今日も今日とて親方さんに
芸がまずいと叱られて
撥でぶたれて空見上げれば
泣いているよな昼の月
(作詞♪西条八十)
♪♪♪♪♪
の越後獅子です。
新潟発祥の大道芸で、角兵衛獅子と呼ばれていたとか…。
「洪水に悩まされた月潟村(新潟県西蒲原郡)の者が堤を造る費用を得るために、子供に越後の獅子踊りをさせて旅稼ぎをさせたのが始まりで、江戸時代には、越後から親方が連れて各地を訪れていたが、大正時代の東京では、東京に定住した新潟出身者が行なっていたという。
明治中期の東京では、小石川柳町が角兵衛獅子の棲家で、2 - 3人の親方が貧しい家の子を4 - 5歳のうちに4 - 5円で買い取り、体を柔らかくするために酢を飲ませたり、棍棒や分銅を使って稽古をさせるなどしており、その扱いが残酷であるとして警視庁から新たな子供を加えてはいけないという禁止令が出され、次第に数が減っていった」と、Wikipediaにありました。
酢を飲ませる…、明治中期のドーピング?
歌舞伎の演目にある『越後獅子』は、一本下駄で踊ります。ちょっとスケートっぽい?
(2019年・南座・顔見世興行のポスターです)
皆さん、可愛い…。