母が記憶の上書きをしておいてくれた件 | 笛吹きの備忘録

笛吹きの備忘録

おばあさんのモノワスレ対策ブログです。
アマチュア楽団でフルートを吹いています。
お芝居が大好き!

昨日、大阪から戻りました。


朝、近畿地方には雪の予報が出ていて、実家の辺りも小雪が舞い、車の屋根にうっすら積もってました。

…で、富士山も真っ白に!


さて、今回の帰省の目的は、ネギを配ることでも、学生時代を懐かしむことでもなく、母に会うこと♪でした。
それには、重大なミッションがあったのですよ。

前回、老人ホームを訪ねたとき、母は私を認識できませんでした。

かなりショックでしたが、そこで落ち込むだけのリットさんではないのです。

その時に撮った写真を、オシャレなフォトフレームに入れて送り、よく見えるところに置くようにと手紙を添えました。

「毎日、この写真を見て、記憶の上書きをしてください。私は可愛いリットちゃんではなくて、もう白髪のお婆さんなのですよ」ってね!


そして、昨日です。

感染防止策がずいぶん緩和されて、老人ホームではロビー面会ではなく、お部屋まで入れるようになっていました。


でね、母は、私がちゃんと分かったのですよ。

私のほうを真っ直ぐ見て「リットちゃん、よう来たね、待っとったんよ」と言ってくれましたよ。

これぞ、学習の成果です!


ところが…、一緒に行った兄とよっちゃん(兄の妻)を見て「リットちゃんは分かるけど、こっちの二人は分かれへん、知らん人や…」と言うではありませぬか! 


どーゆーこと?

認知症って不思議な病気…。


お部屋では、スタッフさんが煎れてくださったおいしいお茶と、持参したチョコ菓子を一緒に食べ、マスクなしで、たくさんお喋りもして(同じ話の繰り返しでしたが…)、1時間くらい楽しく過ごしました。



次回まで、また、しっかりと学習しといてもらわなくちゃ、そのために、どんなテキストを送ろうかな~