中国・少林寺の不祥事に関する続報があったので、アジアのお坊さんに関する不祥事の一覧表を更新いたします。
・1998年12月及び1999年10月 毎日新聞によると、韓国曹渓宗の総本山であるソウルの曹渓寺(チョゲサ)で内紛があり、僧侶たちによる大暴動が起こったとのこと。
・2012年5月 韓国人のお坊さん数人が、飲酒、喫煙の上、賭博に興じているところをビデオで隠し撮りされ、逮捕される(下の画像は現地で入手した当時の新聞)。
・2014年1月 相次ぐタイのお坊さんたちの不祥事という特集記事が読売新聞に掲載される。
・2015年 中国・少林寺の僧侶が妻帯し、高級車を乗り回し、ビジネスのように手広くお寺の事業を進めていると報道される。
・2016年8月 中国で16年間逃走していた殺人事件の容疑者が仏教寺院で僧侶として暮らし、寺院長に選ばれていたというニュースが報じられる。
容疑者は共犯者らと共に2000年に黒竜江省で3人を殺害後、安徽省鳳陽県にある寺院で僧侶となっていた。
・2017年7月 女性に対する犯罪や詐欺などを理由に2013年にタイで僧籍を剥奪された破戒僧・俗名ウィラポン・スクポン(元の法名=ルアンポー・ネンカム)が、国外逃亡していたアメリカ国内で逮捕される。
・2018年8月 中国の北京郊外にある龍泉寺の学誠住職が女性6人に対してマインドコントロールを図り、交渉を持つよう誘惑または脅迫したと告発され、失職する。
・2025年6月27日、中国・少林寺の住職が寺院の資産を横領した上、多数の女性と不適切な関係を持ち、地元警察に拘束される。
・2025年7月 タイ中部ノンタブリー県に住むウィラワン・エムサワットという女性が、タイの有名寺院の住職など高位の僧侶たち複数を誘惑して関係を結び、巨額の金を脅し取ったとして逮捕される。
・2025年11月 上記7月の少林寺の事件に関し、中国の検察当局が横領や収賄などの疑いで元住職の逮捕を決定した。
おしまい。
※「ホームページ アジアのお坊さん 本編」もご覧ください。

