ブッダの説かれたとおりに呼吸を調える話 | アジアのお坊さん 番外編

アジアのお坊さん 番外編

旅とアジアと仏教の三題噺

「バンコクからの汽車の中に坐っていても修行は間違いなくできる。呼吸の代わりに、鉄路と車輪の作りだす騒音さえ、坐禅の対象になり得るのだ。」

 ー プッタタート比丘「観息正念」(三橋ヴィプラティッサ比丘・日本語訳)PDF版 23頁

 

いつどこにいても、呼吸に集中すれば瞑想できる。それは坐禅と同じことだ。仏像に手を合わせて心を調えているのと同じことだ。

 

「三界唯一心 心外無別法   
 心佛及衆生 是三無差別

この世界は心ひとつで、その他に法はない。

心と仏と衆生の3つには、何の区別もない。」

 ー 華厳経 唯心偈

 

繰り返すけれど、いつどこにいても、呼吸に集中すれば瞑想できる。それは坐禅と同じことだ。仏像に手を合わせて心を調えているのと同じことだ。

 

「ブッダの説かれたとおりに、呼吸を整える思念をよく修行して、完成し、順次に実践して来た人は、雲を逃れた月のように、この世を照らす」   

 ー テーラガーター 548句(岩波文庫「仏弟子の告白」125頁)

 

 

 

             

                おしまい。

 

 

※大阪市在住のK様におかれましては、「仏教人生読本」と「観息正念」が無事到着したとのことで何よりです。

つきましては「仏教人生読本」の方から先に読んで頂くと、より理解が深まるかとは思いますが、どうぞもちろんご随意に修習なさってくださいますように。

 

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