坊主川柳…南山城の高麗寺跡 | アジアのお坊さん 番外編

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旅とアジアと仏教の三題噺

南山城地方の木津川沿いには魅力的な寺社が目白押しだが、さて、その地域における今は失われた寺院として、先ずは恭仁京跡に山城国分寺跡がある。

 

 

 

さらに、もう少し西に行くと、狛氏が建てた高麗寺(こまでら)の跡があるが、この寺は飛鳥寺や法隆寺などと並ぶ日本の仏教史上、最古層に位置する寺院だ。

 

 

 

大伽藍ではあったらしいが今は跡地を残すのみで、最近整備されたとは言うものの、礎石や案内板以外、見渡す限り何もないその風景は感慨深く、思わず往時を偲んで詠んだ拙い川柳一句、

 

  仏法を 後に伝えて 伽藍堂

 

 

                 おしまい。

 

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