海外のお坊さん関係のニュースについては時々まとめて紹介することもあるけれど、日本のお坊さんニュースは色々差し障りもある事とて、控えさせて頂くことが多い。で、たまにはと思って、差し障りのない程度に、思いつくものを以下に列挙してみることにした。
2004年 大阪府 「実在しない寺」の名による度牒(お坊さんの得度証明書)を発行し、氏名を変更して金融会社から借金をさせた事件。
2009年 滋賀県 同じく「宗教法人」が借金目的の名義変更のために度牒を発行。余談ながら、平家物語を読み直していたら、度牒のことが「度縁」という表現で出て来た。何百年も昔から続く制度と用語なのだなあと思うと感慨深い。
2009年 天台宗のインド人僧侶サンガラトナ師の知人を名乗って寄付を募る偽インド人僧侶に対する注意喚起が、サンガ師より天台宗各寺院に連絡される。
2012年 京都市内の天台宗古刹。重文仏像の売却などで住職は僧籍剥奪。しかし、寺院も法人ごと売却され、宗派から離れる。
2013年 京都のとある禅宗系の尼門跡 霊感商法まがいの行為により住職が逮捕。
2018年 奈良県 僧侶による強制わいせつ。
2018年 京都 浄土宗の寺院 塔頭内で次期住職の座を巡る脅迫事件など。
2019年 大阪府 浄土真宗の住職によるあおり運転事件。
2019年 京都府 僧侶による強制わいせつ。
2021年 愛知県 曹洞宗寺院住職の遷化に伴い、10歳の息子さんが跡を継ぐ(知り合いの曹洞宗僧侶の方に以前にお聞きした曹洞宗の得度や僧籍取得年齢の仕組みと一致しないのだが、他宗派のことなので、詳しくは分からない)。
2021年 香川県 僧侶による強制わいせつ
2021年 京都府 僧侶による強制わいせつ
2021年 岐阜県 90代の曹洞宗住職(尼僧さん)が自身の運転する車による転落事故で亡くなる。自坊へ向かう通い慣れた道で、年齢も考えるととてもお気の毒に思う。
その他、まだまだ私の目に触れていないニュースがたくさんあるかと思うけれど、差し障りがあるといけないので、今日はこの辺で。
※ 「ホームページ アジアのお坊さん 本編」も是非ご覧ください。