あるお寺にお勤めのお坊さんが、自分の意見を言えば世間に角が立つ、と仰ったとか、それがどういうお気持ちで、何に対してのお言葉なのかは定かでないので、これはあくまで一般論ですが、仏教的に言えば、「意見」というものは「自分の意見」である以上、所詮は「我見」な訳ですから、中道による「正見」を保てば、自然、自分から出て来る言葉も「正語」となって、角が立つどころか、世間の角を削り無くして行く力を持つのでは? と、頭の中の屁理屈ではなく、本気でそう思うのですが、さてさて、渦中にあるそのお坊さんに、こんな言葉が響くと良いのですが。