盂蘭盆の頃の日傘の話 | アジアのお坊さん 番外編

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旅とアジアと仏教の三題噺

お盆で大勢の人がお寺にお参りされている中で、日傘を差している男性を見かけた。それほど数は多くはないにしろ、少しずつ男性の日傘愛好者が増えているのは嬉しい。

海外で夏に日傘を差すのは日本人女性くらいだから、日傘を差しているだけで、日本人だとすぐ分かる、みたいに昔、よく言う人がいたが、それは日本人女性の海外旅行と言えば、欧米が主流だった頃の話なのかも知れない。アジアでは、みんな傘を差したり、手に持った物で日を除けている。そして今の日本の夏は、熱帯並みに暑い。だから日傘を差すべきだ。

それでもお盆になると気候が変わるなあと、いつも思う。空がもやもやし出して、夕立も増える。暑いことは暑いが気候が違う。立秋とは名のみ、などと葉書にも書き、天気予報でも暦の上では立秋ですが、などと言うけれど、明らかに季節が違う。先日まで見かけなかった生き物を、お寺でも見かけるようになった。

夏ももう終わりだ。ただし日傘を、なかなか手放せない。

         
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                          おしまい。

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