奇術師の出て来る映画 | アジアのお坊さん 番外編

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旅とアジアと仏教の三題噺

調べたいことがあって芦辺拓氏のミステリ小説を見直していたら、近代奇術の父であるロベール・ウーダンの名前と、奇術とも縁の深い映画製作の始祖であり、「月世界旅行」などの監督でもあるジョルジュ・メリエスの名前が出て来たので、奇術の歴史を分かりやすく説いた、私の子供の頃からの愛読書である松田道弘氏の「奇術のたのしみ」(筑摩書房・絶版)も、併せて読み直してみることにした。
 
この本には、脱出王フーディニの生涯を描いた映画「魔術の恋」と、鳩出し奇術を世界に流行させるきっかけになった「ヨーロッパの夜」という映画のことが載っている。
 
そこで、他に奇術と関係のある映画と言えば、どんなものがあるか、思いつくまま挙げてみることにする。
 
 
「魔術の恋」1954 子供の頃、テレビの再放送で見たことがある。
 
「ヨーロッパの夜」1960 
 
「スティング」1973 詐欺師の映画だが、奇術師が技術指導をしていることで有名。
 
「マジック」1978 奇術映画の中では、かなりの秀作。
 
「テラートレイン」1980 若き日のデビッド・カッパーフィールドが奇術師役で出演。リバイバル上映で見た時は、画面いっぱいに映るシグ・スルー・コイン(タバコがコインを貫通する奇術)が印象的だった。Mr.マリックがこの奇術を日本に広める前の映画だ。
 
「ラグタイム」1981 フーディニが登場する。
 
「マジックボーイ」1982 コッポラが製作総指揮。
 
「プレステージ」2006 当初は「イリュージョンVS」という邦題だった。上映当時、台北で宣伝看板を見たことがある。
 
「幻術師アイゼンハイム」2006
 
「奇術師フーディニ 妖しき幻想」2008
 
「グランド・イリュージョン」2013
 
「マジック・イン・ムーンライト」2014 ウッディ・アレン監督
 
 
他にも色々あるかも知れないが、今、思い付かない。「奇術師の出て来る小説」となると、「プレステージ」の原作である「奇術師」を始めとしてたくさんあると思うので、またいずれその内に羅列を楽しみたい。
 
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