日本のニュースで台湾の「鴻海」という会社の名前を耳にする度、この社名はどういう意味なのだろうかと気になっていた。インターネットによれば、「鴻飛千里 海納百川」、即ち「鴻という鳥は一飛びで千里を飛ぶ、海は全ての川を納める」といった意味の言葉を縮めたもので、会社が大きくなることを願った名前なのだそうだが、私はどうしても「荘子」の一節を思い出してしまう。
「荘子」の逍遥遊篇の第一、ということはつまり、「荘子」の一番最初の最初に、「北の果てに魚がいて、その名は鯤と言う、鯤の大きさは幾千里だか分からない。その魚が鳥に変じると名は鵬となる。鵬の全長もまた幾千里もあって、嵐の中を飛び上がり、南の果ての海に至る。 その海とは天の池のことである」といった意味の文章がある。
「鴻飛千里 海納百川」と、ものすごく近い感じがするのだけれど、鴻と鵬は同じ鳥だという説もあるし、では、「鴻池」という日本の地名や人名も、もしやこれらと関係があるのではないか?
でも、「鴻飛千里 海納百川」という言葉にも別の出典があるかも知れないし、「鴻池」という地名の由来を調べてみても、そんなことは書いていないし、「鴻海」と「荘子」に関係があるのかないのか、今のところ、もう少し研究中。
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