こちらはタイ・ピサヌロークのワット・ヤイ寺院の境内で見た、お供養のココナッツ。

20バーツ以上のお布施を喜捨し、小さなココナッツを頂く。ストローで果汁を飲み干したら、係の人に包丁でココナッツを割ってもらい、果肉を食べる。普通に買えば、もっと安く買えるココナッツだから、余剰分は寄進だ。参拝者が飛ぶようにココナッツを求め、係の人は休む間もない。
ワット・ヤイの近くのワット・ラチャブラナ寺院では、なにがしかのお布施をして、丸い石にペンで字を書くタンブン(徳行・功徳を積むこと)コーナーがあったし、バンコクの寺院では、瓦に名前を書かせてもらえる寄進コーナーを見た。日本と違って、瓦の色は鮮やかなオレンジ色だったけれど。
以前、ロイクラトン祭の時、バンコクのワット・サケット寺院の大仏塔に赤い布が巻きつけられて、そこにペンで字を書かせてもらえるという形式のお供養を見たこともある。

日本のお寺にも瓦寄進や銘版寄進、ローソクへの祈願書きなどがあって、それらもタイと同じ種類の信仰には違いないが、不謹慎を承知で言えば、「日本のことを思えば、布施の最低単価が物価に比して、そんなに高くない」ということも含めて、タイのお寺でのこうした信仰風景は、さっぱりとしながらも熱心で、とても清々しく私には見える。
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