日本やアジアのお寺の境内における、外国人向けの英語表記について考えている。
「賽銭箱」「立ち入り禁止」「撮影禁止」などを表す英語はよく見かけるところだが、「賽銭箱」に当たる言葉は、概ね「Donation box」であることが多い。お寺における「賽銭」という表現については、ちょっと他に思うところがあるので、後日のテーマとして保留にしたい。
「立入禁止」に関してはどうかと思って、外国人の多そうな京都のお寺をいくつか調査してみた。
各塔頭によって拝観できる所と、そうでない所が混在している禅の大本山の、拝観できない塔頭では、まず日本語表記が「拝観できません」の他に、「拝観謝絶」となっている所があり、この書き方がとりあえず禅宗らしいなあと思う。
英語が併記されている所では、「No admittance」が多い。これは海外の寺院でもよく見かける一般的な表記だ。
他に「No sight seeing permitted」という、丁寧な直訳風の看板も見つけた。さらに拝観謝絶とあっさり掲げてある塔頭の英語表記には、「private」と一言で書いてある所もあったのだが、なるほど、そんな表現も有り得るのかと感心した。
その他、外国人参拝者が圧倒的多数を占める有名寺院も訪ねてみたが、案外、英語表記がありそうな場所に表記がなかったりと、色々だった。
今後、もう少し日本の寺院と、それから海外のお寺も訪ねる度に気をつけて、もっとたくさんの英文を採取してみようと思う。
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