鬼怒川の水害に関するニュースで、川沿いにパゴダが見える。調べてみたら、民間の方が建てたミャンマー式の仏塔だった。
そう言えば、日本にもあちこちで南方式の仏塔が建っている。門司にある世界平和パゴダはミャンマーのお坊さんも常駐する本格的な寺院だが、他にも日本のお寺の境内にあるパゴダなら、名古屋の日泰寺や高野山の成福院も有名だし、また、長年ミャンマーの復興を支援している天台宗僧侶・宮下亮善師が住職を務める鹿児島の南泉院にも、近年、パゴダが建立された。
仏塔を表す英語である「パゴダ」という言葉は、日本ではミャンマー式のお椀を伏せた丸い形(覆鉢型)の仏塔を指すことが多いが、尖塔型も含めれば、例えば京都の妙満寺にはブッダガヤの大塔を模した巨大な仏塔がある。
大阪と奈良の境にある信貴山上のパゴダも麓からよく見えるが、これは確か新興の仏教寺院の境内にあったと記憶する。
霊園や公園の納骨堂や慰霊塔として立派なパゴダが建っている所としては、兵庫県姫路市の名古山霊苑や徳島県徳島市のパゴダ平和記念塔などがある。
wikiedia の「パゴダ」の中の「日本のパゴダ」という項目には、門司と徳島のパゴダの名前が出ているだけだが、同じく wikiedia の「仏舎利塔」という項には、日本各地の、仏舎利が納めてある塔、という限定付きで、日本の仏塔の一覧がある。
上に挙げたのは私が行ったことのある、もしくは何らかの理由で知っている日本のパゴダだけなので、まだまだ日本の思わぬ場所にたくさんのパゴダがあるだろうと思う。

※こちらは本物のブッダガヤの大塔

※初めてタイに仏教が伝わったことを記念するナコン・パトムの仏塔
是非ご覧ください!!
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