
お坊さんが好きでお坊さんになったから、思いがけず、町でお坊さんに出会ったら嬉しいということを、以前、
「アジアのお坊さん 一日一坊!」という記事に書かせて頂いたことがある。
昔、インドのデリーで撮った写真を見直してみたら、後ろにテーラワーダのお坊さんが写っていたという話を、つい最近に知り合いが話しているのを聞いた。そんな時、ああ、羨ましいと思う。
仏教が興った国・インドは世界中の仏教徒の憧れではあるが、インドにおける仏教徒の数は甚だ少ないので、仏教寺院の集まるいくつかの仏跡地以外でお坊さんを見かけると、とても得をした気分になる。
例えば、デリーそのものは仏跡地ではないけれど、インドの首都だから仏教寺院や仏教団体の事務所も集まっているし、デリーから入国する外国人仏教徒はとても多いから、デリーの空港でお坊さんに出会う率は非常に高い。
もちろん出会う時も出会わない時もある。だから出会った日は、とても嬉しい。
ブッダガヤからコルカタへ向かう電車の中で、各国の僧侶と乗り合わせるとことも珍しくないし、コルカタにもベンガル仏教会を始め、たくさんの仏教施設があり、またチベット仏教寺院はインドのあちこちにあるから、仏跡地でなくても、インドの大都市では他の町に比べてお坊さんと出会う率が高い。
余談になるが、私の個人的な経験で言えば、南インドでは、北インドに比べてお坊さんに出会う率が少ないように思う。
私自身が南インドを巡礼中に、黄色い衣を着ていたせいか、通りすがりの人に、「あれはラーマクリシュナ・ミッションだろう」などと囁かれたり、ヒンドゥー寺院で巡礼中のお婆さんに、「おー!? ブッダ!? ブッダ!?」などと驚かれたことがあるから、やっぱり南で仏教僧は珍しいのかなあと思う。
ラジャスタン地方もお坊さん姿が珍しいものか、私が剃髪していることにまで、しばしば驚かれた経験がある。
そんなこんなで、一日に一度でもお坊さんに出会うと嬉しい。実物でなくても、テレビでアジアのお坊さんに関するニュースや番組を見ても嬉しいし、たまたま手にした写真や本やパンフレットに、アジアのお坊さんが写っていると嬉しくなる。
今日も一日一坊で機嫌よく!!
※写真は2014年に台湾の佛光山・佛陀紀念館で撮影した看板です。
も是非ご覧ください!!
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