台湾の自浄其意 | アジアのお坊さん 番外編

アジアのお坊さん 番外編

旅とアジアと仏教の三題噺

毎年、ご縁を頂いている台湾の苗栗市にある浄覚院というお寺をお訪ねし、旧知の開山住持・智道法師に拝謁させて頂いた。

日本統治時代に覚えた美しい日本語を話して下さる尼僧さまで、きれいな日本語をお話しされますね、言葉がきれいと心も浄まりますねと申し上げると、言葉が通じることは、心が通じることだから、言葉というのはとても大事だと仰っておられた。

お寺を後にすると、駐車場の塀に「諸悪莫作 衆善奉行 自浄其意 是諸仏教」(しょあくまくさ しゅぜんぶぎょう じじょうごい ぜしょぶっきょう)という、七仏通戒偈の言葉が大きくデザインされていて、本当にきれいなお寺にお参りすると、自ずから心が浄まることを、改めて感じさせて頂いた。


※下の画像は苗栗市内で見た、別のお寺の案内看板。
台湾名物・檳榔(びんろう)屋さんの塀にも自浄其意。

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「すべて悪しきことをなさず、善いことを行い、自己の心を浄めること、-これが諸の仏の教えである」(ダンマパダ 183 「真理のことば」中村元訳・岩波文庫 36頁)
                                         



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