厄と年 | アジアのお坊さん 番外編

アジアのお坊さん 番外編

旅とアジアと仏教の三題噺

あるお寺さんと厄年の話をしていて、我々は僧侶だから、厄なんて関係ありませんものねと申し上げたら、うちの観音さんは、厄除け観音なんだがねと言われて、答に窮したことがある。どこかで、気の利いたことを言おうとする煩悩が、働いてなかったとは言えないから、これは若気の至りだ。

一方で、いわゆる典型的な「関西のおばさん」みたいな方が、例えばどこかの門前だとかで、厄除けの何かを勧められて、「うち、もう厄ないねん」と仰っているのを聞いたが、ずいぶん年配の方だったから、なるほどなと思った。年を取るのは、いいことだ。




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