お供養でサーターアンダギー(沖縄ドーナツ)を頂いた。近くに沖縄ショップでもあるのかと思ったら、今どき、コンビニでも売っているんだとか。
サーターアンダギーは西洋のドーナツに比べて素朴な作りに見えるが、もともと西洋のドーナツも、小麦粉を練って油で揚げたら美味しいという、単純な発想に基づく食物だったはずで、それにいろいろな装飾やバリエーションを施して、現在の西洋のドーナツの形が出来たのだろうと思う。
油が砂糖や小麦と組み合わさると美味しい。だから揚げ菓子、油菓子に限らず、そして甘い、甘くないに関わらず、韓国のホットック、台湾の葱餅、タイのローティー、日本のイカ焼きといった、揚げるのではない、鉄板に油を引いて焼く粉物類も、香ばしくて美味しい。
中国、香港、台湾などで、単品、もしくはお粥と共に食べられる油條という揚げパン風の物は、お菓子ではないので甘みを付けてはいないが、やはり香ばしい。中国文化圏、もしくは中華街のある所ならどこでも食べられるので、バンコクやコルカタにも油條はある。
タイのドーナツとして紹介されることの多いカノム・カイ・ノッククラターは丸い揚げ菓子で、小麦粉ではなくタピオカ粉を使うのだが、やはり香ばしくて甘いお菓子。
インド菓子の定番、グラブジャンムーも揚げたお菓子を甘いシロップに漬けているが、甘すぎるシロップの印象が強烈なので、香ばしさ感は余りない。それよりも生地をリング状にを揚げて甘みを付けたジャレビーの方が、香ばしい甘さだ。
私が子どもの頃、大阪の夜店に「フライまんじゅう」という食べ物があった。揚げた餡ドーナツみたいなもので、熱く、甘く、香ばしく、ついでに安くて、私は好きだった。何よりも「フライまんじゅう」というネーミングの語感が、この食感を如実に現していて、私は好きだった。
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