インド駐在同期のH師のお寺のブログに、師のお子さんが、うちは仏教徒なので家ではクリスマスはしないということを学校で言ったら、後日、それはいかがなものかというメッセージを、学校の先生から頂いたという興味深いお話が載っていた。
お寺とクリスマス、というキーワードでインターネットで検索すると、お坊さん方が質問に答えるサイトが出て来て、よく見たら、あれ? それは私の知っている別のお坊さんも参加されているサイトで、そのお坊さんの回答も出ていたので驚いた。
お坊さま方のお答えを総合すると、概ね緩やかに批判的、と言うのはつまり、クリスマス会をするお寺も日本にはあるけれど、まあ、それは日本人の他宗教に関する寛容さの一環であると、おおらかに受け止めているか、或いは、それはそうだが、強いてお寺がクリスマスに関わる必要もないであろうという意見が、まず多い。
昔、日本でクリスチャンの裁判官が、日本人は宗教的に無節操であると発言して物議を醸した。
ユダヤ教徒、キリスト教徒、イスラム教徒が混在するアメリカでは、年末までのこの時期、「Merry Christmas」ではなく、「Happy Holidays」と挨拶することが多いそうだが、これはアメリカ人の宗教的寛容さの表れだと、私は思う。
一方で、つい最近、日本のあるテレビの有名アナウンサーが、イスラエル人と日本人のハーフの女性に対して、クリスマスはどのように過ごされますかと質問していたそうなのだが、こういうのは無節操ではなくて、不勉強なのだと、私は思う。
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