メドゥーサの首 | アジアのお坊さん 番外編

アジアのお坊さん 番外編

旅とアジアと仏教の三題噺

「呪い」などというものは実在しない。そんなものには、何の効力もない。
 
効いているように見えるとしたら、それは人間が言葉や行動で相手にプレッシャーを与えることが、相手の精神に影響を与える場合もあるからで、あくまでも人間社会の中で、呪いが効いているように、表向きは見えるだけだ。
 
どうでもいいような人間たちの、つまらないつまらない呪詛の言葉も愚痴も小言も文句も批判も、受けた側が気にしなければ、「呪い」なんて成就しない。
 
 
目を合わせたら、こちらの身体が石になるという、ギリシャ神話の妖怪メドゥーサ、見つめたりするから石になるのであって、徹底的に目を逸らし続ければこそ、ペルセウスはメドゥーサの首を落とすことが出来たのだ。
 
 
 
※お知らせ※
正しく真理を見極めれば、呪いを含むすべての迷いが虚妄だということが分かります。
詳しくは、タイの高僧プッタタート比丘の著作の
三橋ヴィプラティッサ比丘による日本語訳CD、
アーナパーナサティ瞑想の解説書「観息正念」、
並びに仏教の要諦の解説書「仏教人生読本」をご覧下さい。