![]() これもまた、台湾高雄の佛光山・佛陀紀念館で撮影した写真なのだが、施設内で仏式の結婚式が出来ることを、こんな文字で表現するらしい。 日本仏教が僧侶の妻帯と寺院の世襲制を認めているから、日本にだけ仏前結婚式という特殊な行事が存在する訳では、決してない。 仏教が現代社会に根付けば根付くほど、在家の仏教徒は生活の中に仏教色を求めるだろうから、仏式の結婚式というものが、必ずしも奇異だとは言えない。 日本の文化人の方々の中には勘違いされておられる方もあるようだが、現在のテーラワーダ(上座部)仏教国においても、結婚式や葬儀に僧侶は介在するから、仏前の結婚式というものは、日本や台湾といった大乗仏教国特有の形態ではないのだ。 そんなことを考えたので、「天台宗法式作法集」(昭和44年初版)の仏前結婚式の項を見直してみた。そしてさらに、一体、仏前結婚式というのは、いつくらいからある形式なのだろうと思って、昔、とある老僧から頂いた、現在の法式作法集の前身である、昭和17年発行の「天台宗法式儀則」を何気なく見てみたら、何と仏前結婚式の次第は載っていなかった。これは私にとっては新たな発見だったので、いずれまた、この件に関しては、詳しく調べてみたいと思います。 ※ホームページ「アジアのお坊さん」本編も是非ご覧ください!! ※お知らせ※
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